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深海

求める者、求める物


「今何時だ、朝の4時過ぎか。まぁいいや。」
僕は今何を求めているのかよく分からない。心がモヤモヤするからここに残す事にした。別に人に直接話す事じゃないから。その目僕に貸して。


何を追求するのか。別に辛さ、痛み、孤独、なんて僕は求めてないから。でも、何故かそんな塵がどんどん溜まっていく。一人で処理しきれないくらいの量なんだ。
そんな日が何度かあってさ。別に毎日そんな日が続いてる訳ではないけど、幸せすら下敷きになってしまう。昨日幸せだった事も全て忘れてしまうような。

夢なのか楽になりたいのか幸せが欲しいのかそばに居てくれる人間が欲しいのか。そんな事を考えてた、気づいたら時計は朝を指していた。もっとする事が沢山あって、でもそれを人生と天秤にかけた時、時間が足りる気がしなくて。
産まれた瞬間から物心ついていたら、こんな未来じゃなかったのかな。
考えれば考えるほど穴が大きくなるし先は真っ暗。

絶望だけは絶対に嫌だなって思う。全てが無駄になるのは今こうしてる時間すら無駄になると言う事だし。
でも。でもさ。趣味で始めたギターはいつしか人に聴かせる様になってた。自分の言葉を音楽に乗せて自分だけを助ける音楽が、みんなの薬になってた。
まだ自分は未完成だし、求める物も事も人もわからない。
けどまだゴールテープが見えないから。まだ走り続けたい。










転んで、泥だらけになって、雨にうたれて、風に吹かれて






汚れた手で雨か涙かもわからない目を拭いて











テープを切って、笑って、幸せを知って







世に言葉を残す。


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