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向く向かない

自分は〇〇には向いてないな。。。
あなたは〇〇には向いていません!

こんな言葉に、心当たりある方は自分だけではないかと思います。

私は昔から、何かに興味はあって始めても、誰かと比較をして、自分はその人よりもできないとか、うまくないとか劣等感をすぐに抱き、せっかくワクワクして始めたことが楽しくなくなり、自分の気持ちを自分で萎えさせることをよくやっていました。
なので自分は、得意なことは何もなく、何の取柄もないといつも思ってました。

そして、仕事などでも、あなたはこの仕事は向いてない、などと言われたこともあります。ほらやっぱり、、、自分は何もできないんだな。といつも落ち込んでました。
でも、心理学や対話を学んでいく中で、"向かない"っていうのは、自分自身やその言った人の"とある"評価軸や価値基準で見てそう言っているだけなんだと思えるようになりました。

友人との会話で、こんなことがありました。

私:自分は話をしたり、文章を書くことが苦手なんだよね。文章書くとまとまらなくて長くなりがちだし。。。
友人:え!?、よねちゃんの話や文章、めちゃめちゃわかりやすいし、長くてもスーっと入ってくるから、全然そんな風に感じたことはなかったよ。

そして、別の友人との会話でも。

私:色々なことに興味をもってかじってみるけど、長続きしないことが悩みなんだよね。スペシャリストや職人に憧れるんだ。。。
友人:自分もそうだよ。でも、我々みたいに、色んなことがわかっていて、経験もあることって逆に強みだよ。いわゆるジェネラリストとしてさ。

友人からの前向きな言葉で、本当にハっとさせられました。
自分では、マイナスな捉え方をしてしまって、"向かない"と思いこんでしまっていたけど、人によって捉え方は様々だし、真逆のプラスの意味で捉えてくれる人もいるんだって気づき、勇気をもらいました。

だから、誰かに、あなたは向いてないよ、とか言われたり、それを自分で、やっぱり向いてないな、とか思ったとしても、そのことに過度に囚われすぎて思い悩む必要はないと思っています。視点を変えたら・見る人が変わったら、向いてないと思い込んでいたことが、実は自分の強みや個性になる種・原石でそれに気づかせてくれるかもしれません。

先日終了したNHKの朝ドラ「らんまん」の中ででてきた「雑草という名の草は存在しない。草花には、すべてに名があり、そこで生きる理由がある」という名言を思い出しました。誰かにならなくってもよくて、こんな自分でいいんだと自分の中で納得できれば、それでいいんですよ、きっと。

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