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パラグライダーな日々 「パラグライダーで飛ぶといふこと」

ご訪問ありがとうございます。
パラグライダーの魅力を伝えようというこの記事。体験してもらうのが一番なんですけど、まずは言葉より映像で説明を試みます。


 一点注意がございまして、この記事は動力を持たないパラグライダーについての記事です。背中にエンジンとプロペラを搭載して飛んでいるモータパラグライダーは親戚みたいなものですが、私の記事では触れません。


パラグライダーで飛んでる時って

 実際に飛んでいる時のパイロット目線での動画を見てもらうのが一番だと思うので、お付き合いください。

 動画はフライヤー仲間が見ることを前提に作ったので、分からない言葉があるかと思います💦 そこは、サラッと流してもらい雰囲気が伝わると嬉しいです。

動画のルートをGoogle Earthで表示するとこんな感じ


 パラグライダーというとパラシュートと同じで、空から優雅に落下するように降りていると思っている方も多いです。翼はパラシュートと同じ布でできていますが、空気圧を利用して飛行機の翼と同じ形状を形成しています。このため動きはグライダーに似ていて、例えば1m沈下するにあたり8m前進することができます。これを滑空といいます。
 上空にある上昇気流を捕まえれば、テイクオフ(離陸)した高さより高く上がれますし、条件が良ければ数時間飛び続けることも可能なのです。

飛んでいる時に何をしている?

 そんなパラグライダーですが飛んでいる当のパイロットは何をしているのでしょうか? 

1.地形や雲を見ている

 動画では山肌の地形や上空に浮かぶ雲が見えていますね。地面の風は山肌に当たり、更に上り上昇気流を作ります。雲は上昇気流の水蒸気が凝結した結果なのでその下には上昇気流がある可能性があります。これらを見ながら上昇気流の場所を予想しています。

2.計器を見ている・聞いている

 動画では機器の電子音と思われる「ビッ・ピッ・ピッ」が聞こえてますね。この音でパラグライダーの高度が上がっていることを機器が知らせてくれています。機器の画面には高度、周りの風の方向と強さ表示されています。また、目標地点をナビゲートする矢印が出ていたりもします。

3.高度を上げている

 「ビッ・ピッ・ピッ」という電子音が鳴り続けるところを旋回しながら飛び、高度を上げます。動画では1,000mぐらいまで上げていますね。この動作をソアリングといいます。

4.目的地に向けて真っすぐ飛ぶ

 十分な高度が取れたら行きたい場所に一気に飛びます。パラグライダーには滑空スピードを上げるアクセルという機能が付いています。スピードを上げつつ目的地方向に飛べるように方向の微調整をしています。この動作をグライドといいます。最高速度でのグライドはフルグライドとも言われます。

 いかかでしょうか? 地上から見ていると、のんびり宙を浮いているようなパラグライダーですが、上空では色々なことを考えて空を飛んでいるのです。

お断り:記事の説明は初めての方でも興味を持ってもらうことを意図して簡略化しているところがあります。既に空を飛んでいる先輩パイロットの方々はご容赦を。

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