物語の構造とテレビドラマ

「物語の構造の話」をツイートしたら、のってきて、連続ツイートになった。が、ツイートだと、炎上したりクソリプが来たり、誤解されそうだ。と思って、ついつい自己検閲しすぎな書きっぷりになる。
なので、noteに書く。
しかもやや繊細な部分も大胆に書きたいので、後半は有料にしてみた。
(全体を読んでもらっての議論はぜひしたいので、コメント等には答えるようにします)

物語の構造と、その受容について

理想が大きくて、まっすぐ。でも、まだまだ青臭いダメなキャラ。
そういうキャラクターが困難に立ち向かって、それを乗り越えて、成長する。
っていうのは、ドラマの黄金パタンだ。
ところが、わざわざダメに描いているキャラクターを観て、「キャラクターがダメなやつだから、ドラマもダメだ」と批難する人がいる(Twitterとかでみかける)。

『半分、青い』で主人公のダメなところをドラマのダメなところのように勘違いする発言を少数の人が繰り返していたけど、未熟な人が主人公だと耐えられないような何かがあるのかなーと興味深かった。

そうやってドラマのキャラクターの行動や性格について真剣に怒る人をみると、「なんという感情移入。すごく物語に没頭していて、逆にうらやましい」と思ったりもしていた。
物語と虚構の区別がつかないほど没頭しているから、ドラマのダメなキャラクターにさえイラついているんだろう、と。
だが、これはどうやら、そういうことじゃないみたいだ。

以下、有料部分のキーワード。
小説『彼女は頭が悪いから』の議論 2018/12/28追記
・嫉妬なんだな
・物語に没頭しているからじゃない
・『半分、青い』のコンセプト
・ダメっこを温かい視線で
・支え合って、どうにかこうにか
・「ハッピーエンドじゃないと嫌だ」のパタン
・物語の黄金パタン
・ミステリーとダークヒーローもの
・『SUIT』と『ハラスメントゲーム』
・『ブレイキング・バッド』と『ゲーム・オブ・スローンズ』
・『フェイクニュース』のキャラクター
取材について 2018年10月23日に追記
「関ジャム」のユーミン特集でユーミンの取材法の話 2018年10月23日に追記
『フェイクニュース』のヒロインの取材スタイルはキャラクター設定から導き出されている 2018年10月23日に追記
キャラクター設定から推測した『フェイクニュース』後編の予想 2018年10月23日に追記
・職業ドラマ
・『フェイクニュース』のネットまわりの描写
・小説『彼女は頭が悪いから』の議論 2018/12/28追記
・『校閲ガール』ディスへの批判
・原作とドラマ化の関係「グッドワイフ」と「みかづき」2019/02/09追記

ここから先は

5,390字

¥ 200

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

サポートいただいたら、記事に還元できることに使います。表現道場マガジンをよろしく! また、記事単体で購入できますが、月額800円「表現道場マガジン」がお得です。