2人で遊べるゲームでおもしろいのない?
「2人で遊べるゲームでおもしろいのない?」と聞かれたので、考えてみた。
聞かれた人のタイプを考えて、選抜条件を以下に設定してみた。
・2人で遊べる
・プレイ時間はも20分以内ぐらい
・ルールは、「やりながら説明するね」ですむシンプルさ
バトルライン
「古代の戦争」をモチーフとしたフラッグを取り合うカードを使ったゲーム。
カードの引き運もあるけど、戦略勝負なやり込めばやり込むほどおもしろくなるタイプのゲーム。
なんだけど、力量差があっても、後半になるまでは逆転できそうな展開する仕組みが絶妙。
ボードゲーム界の巨匠ライナー・クニツィアの傑作。
レディーファースト
カップル用に特化して作られた2人プレイ専用ゲーム。ゲームデザインは米光一成。
口説き落とす青カードとはぐらかす赤カードに別れ、対決する。
歯の浮くような口説き口説かれ文句を言いながらカードを出すか引くかの単純なルールでありながら、けっこう考え悩むポイントも多い。ネタゲーかと思いきや、「やればやるほど違う戦略が出てきて、深いいゲーム」(by『おしゃべりサニバ』)。
・プレイレポート:レディーファースト|Lady First(ボードゲームで遊ぼうよ?)
・レディーファースト:おもしろいゲーム研究会
バックギャモン
チェス・トランプ・ドミノとならんで世界四大ゲームのひとつ。古典的ボードゲーム。ドラマ「LOST」の中にも象徴的なゲームとして登場していた(というか、いろんな映画やドラマにでてくる)。
サイコロを使うので運要素が大きいようでいて、どのコマをどう動かすかで局面が決まり、実際にやってみると強い人には全然勝てない要スキル、思考型のゲームだ。
どうぶつしょうぎ
3×4マスの盤と、8枚の駒で遊ぶ超ミニマルな将棋。運要素なし。この小さな盤で、将棋の醍醐味が味わえる名作。
コリドール
壁で相手の進路を妨害しながら、自分のコマを相手側ゴールまで進めると勝ちというシンプルなゲーム。プレイすればすぐに分かるルールと、1回やるとコツが分かった気になって「もう1回!」ってなっちゃう仕組みが絶妙。
ロストシティ
ライナー・クニツィア作の遺跡探索ゲーム。何箇所か探索場所があり、探索開始を決断すると探索コストがマイナス20点(20億円借金して探索を始めた!ってイメージか)。そこからカードを昇順に出してプラスに転換していく。どのタイミングでGOをかけるか、いつ出すか、とジリジリと思考するのが楽しい。
相手に何かを仕掛けるポイントが少ないので対戦感は薄い。個人的にはそこが好きなのだが、好き嫌いが分かれるかも。
他もいっぱいあるので、そのうち追記します。
ゲームマーケット2019秋で完売した『荒野へ-The Game of Tarot-』も、2人で遊べます(1人でも遊べる!)。
最初は、2人協力ゲームで楽しんでもらって、双方が上達したら協力しつつも裏切りもありのゲームとして熾烈を極めるのもあり。
最後に、タロットを出し切った配置で、2人の相性も占える!
→『荒野へ-The Game of Tarot-』
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