何と読む?「天牛」「蝸牛」

エキレビ「何と読む?「天牛」「蝸牛」「米光一成の表現道場」」書きました。毎回、漢字の読みでやるつもりはなかったのだが、評判いいのでついつい。

夏も終わりそうなタイミングに「天牛」「蝸牛」はちょい季節はずれだが、「なつぞら」最終週で「牛」特集ということで。

漢字本をいろいろ読んでいる。『万葉集の歌を推理する』の「まえがき」から引用。

かつて、ひらがなもカタカナも無い時代があった。書くための手段としては漢字しかない。漢字だけで日本語を記さねばならない。『万葉集』は、そんな八世紀末(奈良時代末)に成立した。その漢字ばかりが並んだ原文のほうにも目を向けながら万葉集を読む。

あ、そうか。万葉集って漢字だけで書かれてたのか。と驚く。学校で習ったりしたのって漢字平仮名交じりだったから考えたこともなかった。

そのあとに、こういう例が出てくる。

「二八十一」

これ、なんと読むだろうか。

「にくく」(憎く)なんだそうだ。「九九」(くく)で「八十一」なのだ。いじわるパズルみたいな漢字使いだ(あと、九九ってそんな昔からあったのか)。

漢字本めちゃくちゃたくさんあって読み尽きない。

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