《横顔の女とネコ》

20171001_横顔の女とネコ 男は背中で語り、女は首筋にモノを言わせる。 女の背中、男のうなじ、に触れることは少ない。 なぜだろう。 背中は力強さを示し、 首筋はか弱さを体現する。 それが理由ではないか。 自分の背面なんて、誰もが生涯、ナマで拝めるものではない。 鏡がなければ絶対に見えないのだ。 つまりはまったくもって無防備な存在だ。 これはもう「怖い」としか言いようがない。 では横顔はどうか? 正面と比べて意識が半分しか届かないから半無防備。 これは、「ちょっと怖い」という存在かも。

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