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ヨンゴトナキオク47 2022.1.4   祝・藤井風 紅白初出場

あけましておめでとうございます。あっという間に三が日が過ぎましたね。昨年後半は、noteへの投稿があっぷあっぷになり、おさぼり気味だったので、今年はとにかく4のつく日のみノルマにしようと仕切り直しいたします。無理せずボチボチやっていきますので、よろしくお願いいたします。

さて、皆さま、ご覧になりましたか、大晦日のNHK紅白歌合戦。初出場組が数多いる中、何よりもネットを賑わせたのが、藤井風くんのパフォーマンスでした。いかにも風くんらしい演出でしたね~。どこよりも里庄町の町民がざわつかれたかもしれませんが、当日はおそらく静まりかえっていたミッチャムの様子をご存じのご近所さんには、きっとこのからくりもお見通しだったことでしょう。

風民の私から見ても、NHKの風くん推しはちょっと目に余るほど(笑) 何度も出ている演歌の歌手が持ち歌ではない懐メロを歌わされたり、何ならケン玉のギネスに挑戦に話題を持っていかれて、ほとんど歌を聴いてもらえない方、司会者とのデュエットでお株を奪われかねない超ベテラン歌手の方もいらっしゃる中で、あのサプライズ演出だけでなく、フルコーラスでないにしても、あのモケモケのスリッパ姿で2曲を歌い、おまけにMISIAとのコラボでオオトリの2曲目に自作をピアノ&バックコーラスで参加。いうなれば、初出場でオオトリみたいな存在感でした。そんな新人、今までいましたか? あまつさえ、司会者たちの真後ろで『蛍の光』を、MISIAと石川さゆりの間に立って、しかも石川さゆりが持つマイクで歌っていたフィナーレ。TV画面にこれでもかと映っていました。どこまでもおいしいところを持っていきましたね。

しかし、まったく鼻につかないのは、さすがというしかありません。それどころか、超絶技巧のピアノテク、緊張で矯正器具を付けたままの歌唱の何と素晴らしかったこと! どこが緊張していたのかというぐらい、カメラ越しの風くんの声の伸びと正真正銘さわやかイケメンぶりには、これまで名前は聞いたことがあるけどという方はもちろん、名前も知らなかった視聴者の耳と目をきっとくぎ付けにしたことでしょう。一時は「何故藤井風なんだ」という批判もあったといいますが、そんな声は彼を見た瞬間、完全に払拭されたはずです。白組にはジャニーズのグループがたくさん出ていましたが、束になってかかっても、彼には対抗できなかった。あの『カムカム』の稔さん演ずる松村北斗君でさえ、完全に霞みました。

『Higher Love』が風くんの楽曲提供であることはことさらアナウンスされませんでしたから、もしかしたらホールのお客さんも視聴者も???だったはず。なので、そこはちゃんとMCで説明されるべきでした。まぁ、MISIAの熱唱があまりにも凄かったので、どのみち紅組が勝つ流れにはなったでしょうが、審査員が全員白組に投票したのは、もしかして、菅波医師(役名しか出てこない💦)以外は、あの時寄り添うように伴奏者に務めながら、隠しきれない風くんの魅力にコロリとやられたせいもあるのかも(笑)

西洋占星術では、2021年に世界が「土の時代」から「風の時代」に入ったといわれていました。それも今後200年続くそうです。土の時代は産業革命が起こった200年前に始まりました。経済力がものをいう資本主義の時代そのものでした。それが行き着くところまで発展し、格差が生まれ、経済が崩壊するほどのコロナ禍によって終結を見たのです。「風の時代」というのは、目には見えない情報や知識、形のないコミュニケーションや知性が意味を持つ時代なんだそうです。ウィルス対策に換気が叫ばれるタイミングで訪れたのが「風の時代」とは何という皮肉でしょうか。1997年、風のエレメントである双子座の星の巡りに、晴れの国・岡山で生まれたその名も藤井風という二人といない天才が12歳でyoutubeと出合って、まさしく「風の時代」に移る頃に登場し、それまでいわゆる歌番組には一切出ないまま、年末の紅白でその実力を決定的なものにしたのは、偶然ではありません。マネジメントも意図しなかった方向へ上昇気流に導かれたのでしょう。ただ、それもこれも、初めからどこかで仕組まれていたのではないかと思います。それが運命と呼べるものなんでしょうね。

新年2日に配信された『ねそべり紅白』で、ペンチを文鎮に見立てて今年の目標は「藤井微風」だと書初め風に書いた風くん。「みんなに気持ちよい感じになってほしい」という意味で、そよかぜと書いたそうです。つい2日前にあんなに大舞台で日本中に旋風を巻き起こしたこの青年が、ねそべりながらこんなことを書く。なんて心が自由なんだろうと、また「惚れてまうやろう」の感動でした。たまたま古舘伊知郎さんのyoutubeを見たら、紅白のことを語っていました。今回の紅白の視聴率が過去最低だとメディアは書き立てていることに対する強烈なアンチテーゼでした。その中で彼の口から藤井風の名前が出ました。名前も知らなかった藤井風、別に興味ないけどピアノは凄いと思えたと。細川たかしの『望郷じょんがら節』だって、聴く気がなくてゲームしている孫も、耳には入るだろう。そんな紅白でいいんだと。私もまったく同意見です。興味のない歌手は聴き飛ばします。NHKが苦心惨憺した曲と演出にブリブリ文句つけながら、家族と年越しそばを食べる年の瀬の何と幸せなことでしょう。その中に、ふと現れた救世主のような藤井風は、まさに、風の時代の申し子に違いないのであります。旋風でなくたっていい。そよ風になって、ちょっと殺伐とした人々の心に「優しさ」を届ける申し子なんです。


ちなみに、そういえば昨年末、ミッチャムメモリアル缶が当たりました。何とも可愛らしいセットですが、限定販売に当たったくじ運なので、次回のライブにも引き続きご利益がありますように(笑)

ミッチャム


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