ヨーコ

音楽(コーラス)をこよなく愛する根っからの関西人。「書く」ことが仕事になったりならなか…

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音楽(コーラス)をこよなく愛する根っからの関西人。「書く」ことが仕事になったりならなかったり(笑)の人生ながら、原則4のつく4日、14日、24日には『ヨンゴトナキオク』、8日、12日、16日、20日、28日は『よんのばいすう』でいろいろ書いています。ただし実際の更新日は不定期💦

最近の記事

ヨンゴトナキオク 2023.11.04

華麗なる早逝の天才~メンデルスゾーンの光と影 11月4日がドイツの音楽家、メンデルスゾーンの命日だと知ったのは偶然だった。2018年9月、ライプツィヒにある聖トーマス教会でバッハの『ロ短調ミサ』を合唱団の一員として歌う機会に恵まれ、初めて行ったドイツの旅。練習やリハーサルの合い間を縫い設定された自由時間は普通の観光旅行よりも少なかったのに、ライプツィヒ観光にまず選んだのが、メンデルスゾーンが晩年住んだ家の跡につくられた記念館「メンデルスゾーン ハウス」だったのも何となくだっ

    • ヨンゴトふたたび 2023.9.4       

      損得ではない。報徳に生きた二宮尊徳9月4日に何書こうか。とネタにあれこれ悩んでいるうち、とっくに4日は過ぎていた(笑)で、見つけた。9月4日が誕生日の歴史的人物の中に二宮尊徳がいた。そういえば、昔はよくどこの小学校の校庭にも、背中に薪を背負って本を読む二宮金次郎像があったけれど、尊徳なのか金次郎なのか、とにかく私自身の子ども時代でさえ、二宮尊徳さんのことをちゃんと教えられてはこなくて、ただ「勤勉の象徴」として存在していたような気がする。とはいえ、子ども心に働きながらも勉学に励

      • ヨンゴトふたたび-2023年8月24日 -酷暑にメメントポンペイ-

        今年の夏は特別暑い。連日35度超えの気温を見ても、もう驚かなくなっている。この気温は9月も続くそうで、ただもううんざり。いのちを守る行動はとにかくエアコンで室温を下げるしかない。ところが、これがさらに地球温暖化の原因となり、気温上昇に拍車をかけている。もはやイタチごっこ。そして、この熱波はいまや地球的規模になっていて、ヨーロッパでも連日恐ろしい気温に見舞われているそうだ。あちらは今までエアコンというものが不要だったので、ない家が多く、それこそ命取り。そして、マウイ島のように恐

        • ヨンゴトふたたび-2023年8月14日 -コルベ神父を想う-

          不真面目な宗教心 クリスチャンではない。けれど、母方の祖母がクリスチャンで、母も一時は信仰していたのか、実家には古い聖書や讃美歌集などがあった。ただし、プロテスタントである。私も中学校時代に教会へ行きかけたけれど、「人々の罪を背負ってイエス・キリストは十字架に架けられたのです」と聞かされても理解できず、行くのはやめてしまった。その後大人になって一時曽野綾子にはまり、その後は須賀敦子にも心酔して、キリスト教的な世界に憧れてもみたけれど、心底の信仰心にはほど遠かった。晩年の母は

        ヨンゴトナキオク 2023.11.04

          ヨンゴトふたたび-2023年8月4日      今月今夜のこの月は…立待月のお話

          「リスタートは一粒万倍日に」 noteに最後にアップしたのは去年の12月。今年は全く手つかずだった。いろいろあって季節は巡り、私はまたひょっこりnote に戻ってきた。だって、やっぱり誕生日をスルーするわけにはいかない。8月4日は私の原点。3年前のこの日に華々しく(?)noteデビューしたことでもあるし、第一、何やらこの日は「大安」と「一粒万倍日」と「天赦日」が一度に揃った大吉日なのだ。2023年にたったの3回しか訪れないラッキーデーが、自分の誕生日なのであるから、これをみす

          ヨンゴトふたたび-2023年8月4日      今月今夜のこの月は…立待月のお話

          よんのばいすう 2022.12.8

          今宵は月の出るそうな 今日は今年最後の満月。「コールド・ムーン」というそうです。 今はまだ出ていないけれど、お昼ごろ、既に満月になったようです。 そんなわけで、月の引力に引っ張られるように、ひさびさ書いてみました。虚実ないまぜですが、もちろんフィクションです。BGMには、ブラームスの間奏曲を選んでみました。 掌小説『冷たい月』 「お世話になりました」 瑠璃は椅子から立ち上がってそう言うと、深々と頭を下げた。 部長はあくまでも笑顔だ。座ったまま、笑顔だ。 「ここでの経験

          よんのばいすう 2022.12.8

          ヨンゴトナキオク52 2022.7.4

          7月4日に『7月4日に生まれて』を観て まぁ、なんと3ヵ月も放置していた。我ながら反省。また、ゆっくりボチボチ書いていこうと思う。オオカミ少年もとい、オオカミおばさんにならない程度には…。 BSプレミアムシアターで『7月4日に生まれて』を観た。タイトルと同じ日にぴったり合わせて放映するNHKのセンスは褒めてつかわそう。とはいえ、私は戦争映画が苦手だ。というか殺し合うような怖い場面を観るのが嫌い。だから、NHKの大河ドラマも、戦のシーンは気が重い。結局途中でリタイアしてしま

          ヨンゴトナキオク52 2022.7.4

          ヨンゴトナキオク51 2022.4.4 「4=よん」は幸せの数字

          ~『カムカムエヴリバディ』のゆくえ~ 今さらですが、今週で終わるNHKの朝ドラ『カムカム エヴリバディ』をご覧になっていますか?昭和・平成・令和に生きる女性3代の物語。最近の朝ドラは意図的に主人公の相手役にイケメンをヒューチャーし、沼にはまらせる手法が目立ちますが、このドラマではイケメンをちらつかせながらも、役の中にしっかり落とし込み、あえて話題性重視にはしていません。むしろ、主人公の人生にがっつり焦点を当て、視聴者の関心を一心に集めてきました。フィクションなのに、まるで実

          ヨンゴトナキオク51 2022.4.4 「4=よん」は幸せの数字

          ヨンゴトナキオク50         万博と原発とウクライナ

          3月14日といえば、世の中的にはホワイトデーで喧しい。この間は、私も夫が職場でいただいたバレンタインのお返しを選ぶのに付き合った。あげる方も義理にお金を使うだけで負担をかけて申し訳ないし、もらう方もチョコレートに喜ぶ歳でなし、それでもホワイトデーという名の義理にまた出費する。どちらもあまり楽しくはない。これって本当に必要?結局、市場原理の中で気を遣い合っている庶民よりも、お金を使わせる側の勝利しかないような気がする。とはいえ、コロナからこっち、財布のヒモも人の心も厳しくなって

          ヨンゴトナキオク50         万博と原発とウクライナ

          ヨンゴトナキオク49  2022.2.4

          カレン・カーペンター  ~永遠のヴェルヴェットヴォイス~ 小学2年生の春、父が建てた家には、応接間という名の洋間があった。今思うと、家の中で唯一の洋室だった。6畳ほどの広さに深緑色のソファと同色の肘掛け椅子2つにテーブルの応接セットと木目がきれいなパイオニアのステレオを置いた。後年はそこにアップライトのピアノやエレクトーンも入ったっけ。絨毯は赤。それにフリフリの電気スタンド。ザ・昭和な設えだけと、それまで住んでいた借家とは全く違う、お洒落な空間が、私は大好きだった。 とり

          ヨンゴトナキオク49  2022.2.4

          ヨンゴトナキオク47 2022.1.4   祝・藤井風 紅白初出場

          あけましておめでとうございます。あっという間に三が日が過ぎましたね。昨年後半は、noteへの投稿があっぷあっぷになり、おさぼり気味だったので、今年はとにかく4のつく日のみノルマにしようと仕切り直しいたします。無理せずボチボチやっていきますので、よろしくお願いいたします。 さて、皆さま、ご覧になりましたか、大晦日のNHK紅白歌合戦。初出場組が数多いる中、何よりもネットを賑わせたのが、藤井風くんのパフォーマンスでした。いかにも風くんらしい演出でしたね~。どこよりも里庄町の町民が

          ヨンゴトナキオク47 2022.1.4   祝・藤井風 紅白初出場

          よんのばいすう 2021.12.8

          二十四節気暦によると、12/7から冬至までを大雪といいます。本格的な雪が降る季節だと言われていますが、気温的には明日あたりはまだ小春日和の陽気だそうです。雪ははらはらと降るぐらいがちょうどいいものですね。例によってRobinさんの音楽を使わせていただきました。 掌小説『大切なこと』 今年もダメだった。後がないと挑んだ8年目の漫才グランプリ。渾身のボケで、一度は笑いを取ったけど、お客さんの食いつきはそこまでで、笑いの熱はまるで潮が引くように消えていった。案の定1次予選す

          よんのばいすう 2021.12.8

          KAZEの便り 2021.11.18

          ヨンゴトでもよんのばいすうでもないけど、大安なので書くことにしました(笑) 今日はいいお天気でした。空は霞がかかったような青みではありますが、日中はコートもいらないほど暖かかった。こういう日を小春日和というのでしょうね。 1週間前の神戸はこうじゃありませんでした。いや、晴れ渡った青空は今日以上に青いのに、「一転にわかにかき曇り」という言葉がぴったりなほど天気が急転し、雨風にさらされました。私たちは何度も傘を差したり閉じたりを繰り返しました。そう、この日は、かれこれ2カ月ぐ

          KAZEの便り 2021.11.18

          ヨンゴトナキオク46 2021.10.24

          『燃えよ』が燃えている 皆さん、ご覧になりましたか。藤井風くんの『燃えよ』MV。10月24日18時に解禁されましたよね。その2分前にはグーグルピクセルの民放5局横断「STEP CM」という前代未聞のオンエアがありました。私は関西在住ですから、リアルには観られませんでしたが、お友達のお友達が送ってくれたという画像を拝見しました。つまり、8ch→7ch→6ch→5ch→4chと映るCMをそれこそスマホで録画していったという努力の結晶です。そもそもこのCMにどれだけの効果が期待で

          ヨンゴトナキオク46 2021.10.24

          よんのばいすう10-8 2021.10.8

          寒露 10月8日〜21日は、二十四節気の「寒露」 秋の長雨が終わり、朝夕露が草木を濡らす頃と言われています。その分、空の澄んだ秋晴れの日が多いとか。 いやいや、今年の寒露はただただ暑い残暑そのもの💦 ま、それもあと少しだそうだけど。 そんなこんなで、こんな話を思いつきました。 BGMはお世話になっているこちらとともに…。 掌小説「思い出カフェ」 もう2年も経っていたのか。 マミオに別れを告げて、私が一人になってから。 カウンターには私だけ。安いビニールの回転椅子なん

          よんのばいすう10-8 2021.10.8

          ヨンゴトナキオク44 2021.10.4

          サルビアはやっぱり赤い花だわ 10月4日の誕生花はサルビアだそうです。サルビアというと夏のイメージがありますが、初夏から秋まで長く開花し、特に真っ赤なサルビアは華やかで花壇でも大変映えます。そう、家の中で花瓶に入れて飾るというより、花壇に咲いている圧倒感が似合いそうです。 あの深紅。赤いというより紅い感じですよね。紅いサルビアはよく歌の題材になります。花言葉は「燃ゆる思い」「エネルギー」。思いあまって、ちょっと危険でさえあります。歌で思い出すのが『サルビアの花』。オリジナ

          ヨンゴトナキオク44 2021.10.4