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e-Tax(確定申告書作成コーナー)について思うこと

昨日3月15日で確定申告の本来の期限が終了しました。実際は簡易的な個別延長方式があるので、まだ散発的には確定申告シーズンが続いています。

e-Taxに障害が発生したってよ

今週に入って14日の月曜日、国税庁のシステムであり、確定申告もそれを使って行うe-Taxの動作が極めて不安定になるという現象が発生しました。完全にストップしたわけではなく、とにかく重い、という状態が続き翌15日にも解消されずにきてしまいました。

そのため、国税庁側も通信障害発生による特例措置として欄外に記入すれば、期限以降(本日以降)もe-Taxによる申告を期限内の申告として取り扱う旨のアナウンスがされました。(以下PDF)

https://www.nta.go.jp/data/040315-2.pdf

税金のシステムにはe-TaxとeLTAXがある

そんなe-Taxですが、似たようなものにeLTAX(地方税ポータルシステム)があります。

e-tax :国税(消費税、法人税、消費税…)
eLTAX:地方税(市県民税、固定資産税…)

がその守備範囲です。違うシステムなので違うIDが必要になります。マイナンバーはどこへいった。

まったくもう統一してくれよな、と思うところですが、税目が違うということは所管省庁も違う(e-tax :財務省‐国税庁 eLTAX:総務省)ので、こりゃもうしょうがねぇですね。最近、このあたりはもう諦めの境地。

e-Taxでの確定申告は(慣れれば)年々使いやすくはなっている

会計事務所が顧問先の所得税の計算をする際は、各々の申告ソフトを用いて行うということが大半かと思います。わたしも前職はメインであるEPSONを使っていました。EPSONはあのプリンタとかを作っているEPSONです。会計ソフトも作っています。会計・申告ソフトメーカーとしてはそれほど有名とは言えないかと思いますが、わりとキライじゃないです。

それはともかく、最終的に作成されるものは同じであるものの、操作方法は若干違うので、使いやすい使いにくいというのは人によるのですが、わたしはe-Taxの方がやりやすいと感じています。

そしてなにせ、e-Taxであれば間違いはないわけです。

昨年だったか一昨年だったか、EPSONで作っていた申告書が、不動産も事業もある申告で、どういうわけだか各々65万円の青色申告特別控除が適用されている申告書が出来上がってきたことがあります。

上書き処理していたことが原因っぽいですが、EPSONはそういった上書きが容易である一方、思いがけない間違いをしてくるので気が抜けないんですね。

でも、さすがにe-Taxはこれはないわけです。

自分の確定申告ではe-Taxを使っていて、使い始めて5年以上は優に経っています。使い始めのころは「使いにくいなー」と思っていたのが、ここ3-4年でだいぶ使いやすくなりました。どこが、と言われると、うまく言えないのですが、使いやすくなったです。

以前も書きましたが、今回からは、マイナポータルからのデータ連携がシャキーンと出来るようになったのはポイントが高いですね。

ただまあ、これは所得税の構造をわかっているからであって、年に一回申告する人で申告するたびに忘れてしまう多くの人にとっては、使いやすいのかどうかはわかりません。

e-taxではなくe-Taxです

正しく書こうとすると変換がめんどくさい。(辞書登録すればいいのか)

そういえば、申告書の個別延長特例措置で、e-Tax障害による延長って書く際にe-Taxはe-Taxと大文字で書かないとシステム上で撥ねられちゃうようです。まったくもう。

本日は以上です。ご覧いただきありがとうございました。


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