★ メンターと対話しながら暮らす
(中学生向け極意塾:今の私が中学生だった私にアドバイスするというシリーズを掲載しています。)
人は、誰かと対話している時は、脳がとてもスムーズに働く。
わたくしは人文学者を志して勉強に勤しんでいたことがあった。
その時、「これはどうしても宗教を理解しないといけないぞ。それも辞典レベルの知識ではだめだ。もっと間近に深く理解しないと」と思った。
私自身は、何かの熱心な宗徒になったことはついぞなかったが、「神を信じていつでも神と対話している人は強い」というのはよくわかる。
祈りは、およそ誰でも、すぐに簡単にでき、ストレスを減らし幸福度を高めるのに絶大な効果がある。
これは、究極の極意と言ってもよいのではないか。
一万冊の知恵の書より、祈ることを覚えて実践するほうがはるかに役に立つのではないか。
神という宗教的存在ではなく、メンターと話しながらとなれば受け入れやすいだろう。
私は、四人の偉人をメンターと勝手に決めている。
中学時代には知らなかった人たちばかりだ(笑)。
ベンジャミン・フランクリン、勝海舟、藤平光一。
それぞれ絶大な学びをいただいた。
いつでも思い出す度に新鮮なヒントをいただいている。
さらに、四国八十八ヵ所巡りを機に、弘法大師(空海)にもメンターになっていただいた(笑)。
そもそも四国八十八ヵ所巡りは、同行二人、すなわち、弘法大師とともに、弘法大師とお話ししながら歩む旅だ。
架空の存在でも、現実に今同じ時代をともに生き続けている人でも、自分が心の底から尊敬し続けることができる人なら、それはメンターとしていい。
メンターと言うべきかどうかわからないが、六十代になった将来の自分自身と語りながら暮らすというのはどうだ?
非常に面白いとは思わないかい?
このことは、極意塾投稿No.428で書いている。
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