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そうだ、音楽を聴こう

暑い、とにかく暑い。
もはや、熱い。
汗を流すのは嫌いじゃないのだ。
運動したり、一生懸命に仕事をして流す汗は美しいし
進んで流したい、とさえ思う。
でも夏も暑さも止められないし
半ば強制的に流れてしまう汗は、嫌である。
意図してない、流すつもりはない汗ほど苦しいものはない。
どうか皆様、ご自愛ください。


しかしながらこの暑さ、どうしたらいいんだ。
休みの日にはひたすらそうめんを食らい
これでもかと氷をいれたグラスにコーヒーを注ぐ。
これだけでは今年の猛烈な暑さを回避することはできない。

考えた。ひたすら考えた挙句
「そうだ、音楽を聴こう。」と、いう思いに至った。
大好きな音楽を聴いて、レッツダンスである。
目を閉じて流れる音楽に全集中すれば
この暑さも一時は忘れられるのではなかろうか。

と、いうわけで今回は暑さを吹き飛ばすかもしれない
マイホットサマーチューンを紹介したいと思う。




①NUMBER GIRL / 透明少女

これです。
夏はこれに限ります。
ナンバーガールって圧倒的世界すぎて私には到底説明できません。
アルバイト先の先輩に絶対好きになるから聴いてみろって言われて聴いたのが始まり。それがちょうど夏だった。
あの頃のわたし、青春だった。夏=青春=ナンバーガール。
パイセン、ありがとな。

②フェイ・ウォン / 夢中人

映画「恋する惑星」(原題:重慶森林)の主題歌。
原曲はThe Cranberriesの「Dreams」
それをこの映画の主人公を演じたフェイ・ウォンがカバーしている。
私はこの映画が死ぬほど好きだ。
これから先、どんな映画を見てもこれを超える映画はないと思うくらい。
これをきっかけにウォン・カーウァイ監督の作品は全部観た。
なにがいいって最高にオシャレである。オシャレ。
ちょっとだけ猟奇的な彼女の行動も、ありえない恋の始まりもそして恋の終わりもすべてが私の心を掴んだ。香港映画らしい色鮮やかさも好きだし、トニー・レオンと金城武がかっこいい。そして2人ともとても若い。
そんな映画の最後の最後。
トニー・レオンの一言きっかけでこの「夢中人」がじゃじゃーんと流れ始めてエンドロールに入るのだ。
「っかぁぁぁあー!」と、毎回雄たけびを上げるほど素晴らしい。
ちなみにこの映画の舞台はたぶん、夏。


③ASIAN KUNG‐FU GENERATION / 藤沢ルーザー

アジアンカンフージェネレーション。大好きなバンド。
私が音楽を好きになるきっかけとなり音楽に関わる道に進もう!と私の進路選択に大いに影響を与えたバンドである。
そもそも、この曲が収録されている「サーフブンガクカマクラ」というアルバム自体が好きなのだが代表してこの曲を紹介する。
アルバムのタイトルにもあるように収録曲のタイトルには鎌倉の江ノ電の駅名が順番に使われている。非常に粋である。鎌倉好きの私にはクリティカルヒットなアルバムだった。そして鎌倉と私の思い出もやはり夏なのだ。
専門学生の時、私はアルバイトが好きすぎて全然学校に行ってない時期があった。夜遅くまでバイト、眠すぎて翌日の午前中の授業には出席せず。そして夕方からまたバイト。ほぼ学校にはいなかった。
おかげで単位ぎりぎり、進級が危ぶまれた時期があったのだ。
教師に「もっとがんばらないと」と強めの握手を交わされ、親にも報告され恥ずかしくて情けなくてどうしたらいいかわからない時があった。
そんな時私は何故か、鎌倉に行った。
今考えてもなんで鎌倉に行こうと思ったのかわからない。
海もあるし頭を冷やそうとでも思ったんだろうか。
ただ、その鎌倉突撃一人旅で自分を持ち直したのだ。
大いに反省しこの鎌倉突撃一人旅が終わったらちゃんと学校行こうと。
そして親にも謝罪した。
この旅のおかげで私は無事に専門学校を卒業できたのだ。
鎌倉の思い出は決してこれだけではない。
楽しい思い出もたくさんある。むしろそっちの方が多い。
だけどこのアルバムを聴くときは『鎌倉突撃一人旅』を思い出さずにはいられないのだ。


さて、3曲を紹介させていただいた。
思い出って夏に多い。
夏はそんなに好きじゃないけど。
結局、夏に聴きたい!ってよりは思い出込み!って形の紹介になってしまったけれど、そこは申し訳ないです。

決して涼しくなるような曲たちではないけれど
聴けばその魅力にどっぷりはまってくれること間違いなしである。
良き音楽、好きな音楽を聴いて
一時でもこの暑さを忘れられたらいいなと思う。
音楽を聴こう。

3曲だけでは少ないと思うのでまた次回紹介出来たら。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

やさい

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