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書道教室は第3の居場所

こんにちは。ようえんです。

書道教室の小学生の生徒さんには
いろんな生徒さんがいます。

中には手が動かず口ばっかり動いていたり

問題行動や問題発言がある生徒さんもいます。

子どもたちもきっと色んな事情を抱えながら
週に1回1時間書道のお稽古をしているのだろうなと思います。

つい先日
「書道の先生は優しいから好きだ。学校では怒られてばっかり…」

という低学年の男の子がいました。

私は決して優しくないです。
なんなら、彼には悩まされてばかりで
厳しい対応をした時すらあります。

そんな私に対して
「優しい」
という表現をしてくれたのです。

私は注意をしたり叱ったりしますが
決して彼のことを否定はしません。

彼の考えも聞きつつ、私の見解も話しつつ、
でもこの場は書道のお稽古の場なので
「さあ、やろうか」
と促しています。

私はその子にとって
お母さんでもない。
学校の先生でもない。
また違った立場の大人です。

たった週に1回1時間しか会わない大人です。
短時間しか関わり合いがありません。

だからこそ
お母さんや学校の先生とはまた違った対応ができるのかなと思います。

それが彼にとっては「優しい」という言葉に当てはまったのかもしれません。


書道教室という場は
確かに書くことだけをやる場かもしれませんが

私は子どもたちの第3の居場所になったらいいなと思います。

お母さんには言えないこと。
学校の先生には言えないこと。

微妙な距離感の書道教室の先生にだったら言えるかも。
書道教室はなんだか居心地がいいな。

みたいなことがあるのかもしれません。

そんな生徒さんがいたら
ちゃんと聞いてあげたいなと思います。


なので…
クラスによっては
書道教室とは言い難いほど騒がしいかもしれません。。。笑

でも、ちゃんと書道もやっています。
心が整わないと書けませんし。

何かモヤモヤがあったらようえん先生に教えてね。



書家 大和田陽苑

福井県永平寺町出身。
富山県富山市在住。

6歳から書道を始め、大学・大学院では書道教育を専攻し、学校教育の中の書道のあり方・教育の仕方を学び、書作品作りにも没頭する。

会社員(予備校講師)を経てママさん起業家に。

書道・ヨガ教室Sunroom代表。
書道パフォーマー集団チームSunroom代表。


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