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ベトナム10日目 最終日

この日はぐっすりと眠れた気がする。

写真は撮り忘れたが、朝食は最高に美味しかった。晩ご飯もこれでいいのだが。

朝食後、荷物を片付け、チェックアウト。昼食をスタバで食べながら今日の予定を考えていた。飛行機が飛ぶのは今晩深夜だ。それまで何をしよう…。S氏から聞いた真面目なマッサージがレタントン通りにあるという話を思い出し、行ってみることにした。

レタントン通りに向かう途中、昨日のおじいさんのテントはすでに無くなっていた。一夜をあそこで過ごしただけで、またどこかへ移動したのか。

真面目なマッサージのお店に入る。おぉ、日本語が若干通じる。真面目なタイ式のマッサージの施術を受けた。

マッサージは大変気持ち良かったのだが、なんとオイルを使ったマッサージだったのだ。残念ながらシャワー室はない。私はテカテカになりながら店を出た。

まだ時間は早い、いくあても特にない。feelJapanに行けば良かったか。しかし、これから日本に帰れば日本は十分に感じられる。

なんだかお腹も怪しくなってきた。なのに気づいたらまたここにいた

美味しい。

大変美味しくいただくことはできたが、お腹の調子はさらに怪しくなってきた。当たり前だ。腹痛時にお腹を冷やしていいことはない。朦朧とする中、私は次の目的地を探した。まだ空港に行くには早すぎるし、こんな時漫画喫茶があれば…いや日本人街だからあるかも!?

あ、あ、あった!

渡りに船とはこのことだ。暑さ・オイル・腹痛、なんとも言い難いハーモニーの中、S氏に頂いた腹巻財布の保温性を頼りに、呻き声をあげるお腹をさすりながら急いで店を探した。

店に入ると店員の方も日本人で、一安心。コーヒーを注文し、速攻でトイレに駆け込む…。

トイレの出入りを繰り返しながら、なんとか夜まで過ごすことができた。その日のトイレットペーパーの消費は激しかったことだろう。原因は私だ。雑談を交える余力もなかった。このお礼はいつか返したい。

Grabで車を待ってる間にまたトイレに駆け込む可能性がある。私はタクシーで空港に向かうことにした。店を出て緑のタクシーを探す。マイリンタクシーとビナサンタクシーは安全らしいのだ。割とすぐに捕まり、いざ空港へ。

入国手続きと比べると出国手続きはスムーズだった。早々に手続きを済ませ、搭乗口そばで待つ。お腹が落ち着かなくて、この日の写真は1枚も残っていない。いや、ハーゲンダッツは残っていた。

飛行機に乗ると早々に寝た。機内のことはあまり覚えていない。

セントレアに着くと、速攻で銭湯に向かった。セントレアには銭湯があるのだ!

時間も早いためか、あまり他の客もいない。速攻で体のオイルを洗い流し、湯船につかる。

最高だ…。
日本に帰って来て良かった...。

いい汗を流した私はその日の午後、帰宅した。

かくして私の旅は終わった。

およそ2週間。

こんなに長い期間の旅は初めてだった。

初海外で初ベトナム。

いささかハードルは高めだったが、ほんとにいい経験だったと思う。

旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る

いや、私はまだ病床にはいない。しかし、なんかそんなイメージだ。

旅を想う。

次はどこへ行こうかな。