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輝線星雲

https://apod.nasa.gov/apod/ap120715.html

これは、オリオン大星雲として知られている輝線星雲です。
年齢は、1万年と若く、星々が誕生している領域でもある。

オリオンのベルトに当たる、三つ星の中央下方の小三つ星付近にあり、地球から約1,300光年の位置にあり、大きさは、約20光年に及ぶ。

中心部に4重星のトラペジウム (Trapezium) を主要な構成メンバーとする非常に若い星(青い)からなる散開星団がある。

ここから、発せられる強いエネルギー(紫外線)によって、周りの分子雲が電離させられ、光を放っている。
このような、自ら光を発している電離ガスから構成されている天体を輝線星雲という。

輝線星雲の色は、そこに含まれている物質や電離の度合いによって変わる。星間ガスのほとんどが水素であるので、水素が電離し、再結合するときに出る可視光線のうち、出やすい(エネルギーが低い)Hαという赤色になる。

ほとんどの輝線星雲は、90%が水素でできているので、輝線星雲は、赤色をしているのだ。



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