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不思議な存在、球状星団

球状星団47Tuc

球状星団というのは、しれば知るほど不思議な存在に思えてくる。
一番不思議なのは、名前の通り球状になっていること。
星というのが、星間物質が引力に引かれて集まってできるのなら、集まる過程で獲得した運動エネルギーがあるのだから、普通は回転する。つまり渦巻き状になるはず。

なのに、整然と球体になっている。
なぜだ?

また、球状星団の星は、同じ年齢の星でできているという。
つまり、同じ時期に、同じ成分でできている。
それも古い。120億年とか。
宇宙の年齢が138億年というから、宇宙ができた頃に生まれたことになる。

我々の太陽は、47億年前にできたとか。
3倍近く古い。
こんな球状星団が、我々の銀河の周りに見つかっているだけでも、150個くらいあるという。

まるで、銀河の本体、渦巻銀河を周りから取り囲んで見守っているいるような感じだ。
私は、一瞬、銀河の本体は、我々が考えている、渦巻銀河ではなく、これらの球状星団で、球状星団が、銀河を作っているような感覚になった。
もちろん、力学的そんなことはない。

しかし、そんな気にさせるほど不思議なものに、私は思えてしかたがない。





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