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12P/Pons-Brooks彗星の尾


https://apod.nasa.gov/apod/ap240216.html

これは、2024年2月11日に撮影された12P/Pons-Brooks彗星です周期は、約71年。

緑色がかったコマ(coma)が美しい。
青色が買ったテイル(尾)は、微かで見えにくいが、太陽風によって煽られ3本に別れている。

当然、コマ方向に太陽があり、尾は太陽と反対側に伸びている。

コマ(coma)
彗星の核の周りに形成される、ガスと塵の雲のこと。彗星が太陽に近づくと、その熱で彗星の氷が昇華し(固体から直接ガスに変化)、ガスと塵の粒子が放出されます。この放出された物質が太陽光と太陽風の影響を受けて広がり、コマを形成する。
コマは、彗星が太陽系内を移動する際の非常に目立つ特徴の一つであり、その直径は数万キロメートルから数百万キロメートルにも及ぶことがある。

コマの大きさと形状は、彗星の太陽に対する位置、太陽活動の状態、および彗星自体の物理的特性によって変化します。
彗星のコマと尾は太陽系の初期の物質を研究する上で、貴重な情報源になっている。

彗星の表記の仕方を説明しておくと
P:Pは周期彗星(Periodic comet)を示す記号
12:「12」は、この彗星が周期彗星として認識され、カタログに登録された順番。
/Pons-Brooks:これは、最初の発見者2名の名前。すなわちPons氏とBrooks氏が最初に発見したことを表す。
結局、12P/Pons-Brooksは、周期性のある彗星でカタログナンバーは12番。発見者はPons氏とBrooks氏。という彗星ということになる。

この彗星は、4月21日に近日点(太陽に一番接近する位置)に到達する。次にこの位置に来るのは、71年後だ。

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