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テルナテの黒い太陽


https://apod.nasa.gov/apod/ap160310.html

天体の写真は、綺麗で息を呑むようなものも多く、魅了してやまない。
しかし、そんな美しい天体でも、いつもそればかり見ていると、だんだん心から、ある種の潤いのようなものがなくなってきて、物狂おしいような気分になってくる。

そんな時、このように、天体写真でありながら、地球の風景も写っている写真を見ると、何かホッとしたような気持ちになる。

なぜだろう。
生命を感じるからだろうかな。

さて、この写真は、インドネシアの北マルク州テルナテでの皆既日食の写真です。(全景にあるのがテルナテ)

東の地平線(水平線)近く、平になった火山を超えたあたりは、日食の本影から外れ、まだ明るいままになっている。

赤道付近では、日食の本影は、時速約1,700Km(秒速約472m)で東に進む。

雲間を通して見える、黒い太陽の周りには、コロナが盛大に見える。
コロナは、100万度もある太陽の希薄で高温の大気だ。
高温であるが希薄なため、肉眼では日食の時しか見ることができない。


https://apod.nasa.gov/apod/ap080808.html

この画像には、太陽の右上1時方向のヘリに、プロミネンスが写っているのが見えるだろうか。



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