Blue Flash
なかなか見られない現象として、Green Flash(グリーンフラッシュ)を紹介した。
しかし、もっと稀なのが、このBlue Flash(ブルーフラッシュ)。
原理は、グリーンラッシュと同じく、太陽が地平線の近くにある時に、大気がプリズムの働きをして白色光を分解して青い光が見える。
プリズム効果によって赤い光は屈折は弱く、青い光に近づくにつれて屈折が大きくなる。
なおかつ、青い光は、大気によって散乱されやすい。
だから、地平線の遠くから届く、夕日や朝日は、屈折しにくく大気で散乱されにくい赤い光が多く、夕日や朝日は赤く見える。
このブルーフラッシュは、グリーンフラッシュの時より、さらに大気が澄んで空中にチリ等がない時にしか見えない。
これは、スペインのカナリア諸島で撮影されたもの。
グリーンフラッシュの上にブルーフラッシュが見える。
アフリカ大陸の北西部の大西洋上にあるカナリア諸島は、現代文明の大気汚染から免れているのだろう。
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