見出し画像

天の羽衣  NGC 6744銀河

https://apod.nasa.gov/apod/ap220623.html

NGC6744とカタログされている、この美しい銀河は、我々のところから、3000万光年離れたところにあり、大きさは175,000光年ある。

我々の天の川銀河より大きい。
中心は、黄色い棒状の古い星で出ている。
これを取り巻く、渦巻腕には、若い青い星の集団やピンクの星が作られている領域の斑点が見てとれる。

銀河の中心に向かって、星間物質が引き寄せられ、圧縮されて、星が誕生しているのだ。

伸びた腕は、右下5時方向にNGC 6744A銀河が見えると思う。これは、我々の天の川銀河の大マゼラン星雲と同じ、この銀河の伴銀河である。

伴銀河
重力的に結びついて互いに回転している銀河のくみで、小さい方の銀河のこと。大きい方を親銀河と呼ぶ。
銀河は、小さい銀河が合体して大きい銀河に成長すると考えられている。
伴銀河は、この銀河の合体過程で、合体できなかったか、または銀河同士の衝突で分離したものと考えられている。
我々の天の川銀にも、有名な大マゼラン星雲、小マゼラン星雲の他に、数十個の伴銀河があることが知られている。
ただ、最近の研究では、これらの銀河の多くが、伴銀河ではなく、最近接近してきた、いわば通りすがりの銀河であるかもしれないという研究報告もあるようだ。


サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。