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Pons-Brooks' 彗星の渦巻くコマ


https://apod.nasa.gov/apod/ap240318.html

ポーンズブルック彗星(Comet 12p/Pons-Brooks's)の写真です。

この写真は、3つの特殊な色を合成して作ってあります。
長く伸びるイオンの尾は、明るいブルー。
外側のコマは、グリーン。
そして、この周囲を螺旋に渦巻いているガスを赤色で表現してあります。

普通彗星の観測者は、その優美な長い尾に注目しがちですが、この撮影者は彗星の核に焦点を当てたそうです。
そこで、この珍しい螺旋になっている噴き出すコマを見つけた。


コマがこのように、螺旋になっているのは、彗星の本体である巨大な氷山でできている核が、ゆっくり回転しているからであると考えられています。

彗星の動きと、そこから噴き出すガスが、太陽風の影響を受けこのような形になると言うのは、興味深い。

現在この彗星は、肉眼でギリギリ見える程度で、双眼鏡で見ないよく見えない。

しかし、4月8日に皆既日食があり、その時この彗星は、太陽から25度しか離れていないため、皆既日食中、明るく輝いて見えるだろうと言われている。

皆既日食を体験すること自体が、なかなか機会がないが、その上、夜明けや日没後のように暗くなったそらに、彗星が輝くと言うのは、見応えありそう。

ただし、北米での話ですが。


これが、画像処理しないポーンズブルック彗星。


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