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【住んでいる町を知ること】

改めて思った話
北九州市って本当に自然が豊かで、町も活気があって、
人情があたたかいところです

大学生になり、引っ越してきて、もうすぐ北九州市民歴3年になるのですが、「住んでいる町を知る」って「暮らしを豊かにする」ひとつの手段だと思います

それは町の歴史を知ること、その地理を知ること、昔から愛される食を体験すること、など

すべての町には、少しずつ変化してきた街並みがある一方で、
昔から守られてきた伝統や歴史、文化があります

それらを学んだり、知ったりすることって
自分がより「ここで生きている」ことを感じられて気持ちがよくなる

北九州の山

北九州市、登りやすくて山頂からの景色が素晴らしい山がたくさんあります
今までに登った山たちです
・福智山
・足立山
・戸ノ上山
・風師山
・皿倉山
・貫山 
・鷲峰山

福智山は北九州市で一番高い山なのですが、
山頂からは360度パノラマを楽しめます 筑豊エリア、小倉市街地、平尾台、英彦山系の山々など、静寂の中で地球に立って生きていることを感じさせてくれます 「たぬき水」という紫川の源流が出ているところがあって、
館長によると、飲んだらいいことがあるらしい… 元気になります

皿倉山は登山ではなくても、ケーブルカーとスロープカーで山頂まで行くことができます 夜景ももちろん素晴らしいのですが、私は北九州市の地形がはっきりとわかる+夕日のきれいな日の入り前が好きです 市街地の密集度具合や、複雑な地形をした戸畑・八幡・若松地区を上から見ることができるのがおもしろい! 「ああ、私たちはこんな町にいるのか」と普段は見渡す町を一目でとらえるのは、楽しいです

福智山に登った

ソウルフード

北九州市は、鉄板焼き餃子、焼きカレー、ぬか炊き、ごぼ天うどんなど、
有名なソウルフードがたくさんあります

最近、「どきどきうどん」といううどんを知りました
見た目が〈脳みそ〉みたいでどきどきするから、という
気になる由来の名前を持ったうどん。
角々したお肉としょうが、ねぎの相性が大好きです
先日行ったどきどきうどんのお店は麺がヨモギ入りで、
ほのかに香るヨモギが不思議な味でとても美味しかったです

「どきどきうどん」、これにも歴史がありました
北九州市には昔、部落差別のある地域がいくつかあり、
生活することが難しい人々が多くいらっしゃいました
彼らは生計を立てるために、うどんのお店をはじめ、
町の商工会や商店街も、「このまま彼らをそのままにしてはいけない」と
商店街や地域に彼らの屋号を置くことを受け入れたそうです

先日行ったどきどきうどんのお店では、子ども食堂を実施していました
歴史を知っているからこそ、地域のおなかいっぱい食べられない子どもたちにうどんを振る舞う 「地域で子どもたちを育てる」という素晴らしい循環だと思いました

深い歴史があると知って食べるソウルフードは、さらに美味しく感じると
確信している…!!!

紫川流域

北九州には「紫川」というシンボルリバーが流れています
前、エッセイ「紫川流域紀行」を朗読した時に、
「川は地球の血管で、川の流れは大地の呼吸」と書いてある一節に
惚れ込みました 

川はいろいろな文化を私たちに恵んでくれています
音楽も、物語も、歴史も、食も、何もかも

あのエッセイを知って朗読して以来、
紫川流域にある史跡や歴史を見に行くことが好きになった

紫川の生まれ故郷である福智山、菅生の滝、桜橋、鱒淵ダム、眼鏡橋、
下流にかかる十橋、鷲峰山、赤煉瓦の建屋、合馬地区など

エッセイを知らなかったら、行くことのなかった歴史ある
北九州の大切に残された場所や史跡を辿ることできなかった
自慢の趣味である

師匠から、ずいぶん前に「川のある所に住みなさい」と言われました
最初はなんでか、はっきりとわからなかったのですが、
きっと川から派生された恩恵を、いつも忘れず感謝できて、
その恩恵をずっと大切に感じられるからなのだろうな、と

蒸気霧がいい鱒淵ダム




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