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雨垂れを弾く石となる

昨日の昼過ぎ、病院から接骨院までひと駅分あるのだが徒歩で行くことにして、機嫌良く歩き出した。しかし途中から雨が降り出し、走り去る車に水をかけられたり、ズボンの裾が水溜りに浸かってしまうなどトラブルが続く。接骨院に着いて荷物や服をハンカチで拭いていたら、ズボンの裾が濡れてしまったのは身体がサイズダウンしたからだと気づいた。これまではお腹でとまっていたズボンが、するすると腰まで落ちてしまうのだ。

仕事仲間の人に駅まで送ってもらいながら、子育てをしてる人はやっぱり逞しいなと思った。送ってくれたその人は現在妊娠中で、9ヶ月になるくらいまで働くようなことを言っている。定期健診には助成金が出るが賄えるほどではなく大きな出費であることや、上の子が通ってる保育園ならば産まれた子の転園も優遇されること、出産の際大体の人が頭を出すときに切る処置をするがそれが手術扱いになるため保険金がおりることなど、色んな話を聞いた。

昨今男女差別や表現だのなんやかんやが問題になってはうやむやに何処かへ消えていき、気がつけばまた問題となって世間を騒がせているが...。変な世の中の動きだなぁ、でもこれも時代なのか。男も女もそうじゃない人も同じ人間だし、だけどそれぞれ違う働きも担っている。私は身体も性自認も女だけど、心の内で男っぽさが上回るときもあるので女は怖いなとか、女の人は苦手だなとか客観的に思ってしまったりもする。女は強いのだ。常に何かと闘っている生き物だからだろうか。男の人もそうだろうけど、執着心や愛情深さで女の人には勝てまい。なんたって母なる人が女なのだから。

私も強くありたい。大切なものたちを守り続けたいと素直に思う。守るためならば、寒くても、濡れてしまっても私は立ち向かっていくのだと。

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