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コミカンソウを生けてみた。

「ときめいたものだけに囲まれて暮らせば、そこがお城になる」

北欧暮らしの道具店のYoutubeドラマ「ひとりごとエプロン」に出てきたこの言葉で、
最近、自分のお部屋に意識的にときめきを増やすようになりました。

私だけのお城を作るべく、ときめく観葉植物を探していたのですが、

除草される運命にある雑草たち
彼らを生けて飾れば、雑草のお城に住む王様になれます。
それはもう、ときめくに違いないと気づいてしまいました。

ということで、お庭で一際大きく育っているコミカンソウを生けて、窓辺に飾ってみました!

道端の草花を飾るのにちょうどいい花瓶を探したのですが、ピンとくるものがなく、
ひとまず愛媛旅行で食べた道後プリンの空き瓶に生けました。
これはこれで、可愛いかも。

道端の草花の魅力を存分に引きだす、素敵な花瓶に巡り会えたらいいな。

お部屋が北向きなのですが、朝の優しい光に照らされた実の色合いに癒されます。

一個だけ失敬して、よく観察してみました。
近くで見ると思ったよりも粒々していて、
ウニの骨格にも似てる気がします。

コミカンソウの実


数日飾っていると、熟した実の皮が剥がれて小さな種子があちこちに落っこちていました。

コミカンソウの種と皮


道端の草花をお部屋に飾ると、結実したときに部屋の一角が種まみれになるということに気付きました。
お掃除が必須です。

拾い集めた種子も観察。
ミカンでいうところの、可食部によく似た形の種!

雑草はどこにでもたくさん生えているので、簡単に芽がでるかと思いきや、育てようとすると意外と気難しいのだそうです。

園芸品種や野菜の種は、ヒトが管理して育てるためみんな揃ってちゃんと発芽するように育種されています。

だけど、雑草の生きる場所はヒトによる除草、乾燥、高温、低温などなど危険がいっぱい。
特に発芽したては小さくてか弱い状態なので、発芽の季節や場所を間違えるというのは致命的なのです。

なので、一定期間暑さや寒さに当たらないと発芽できないようになっていたりします。

また、一斉に発芽してしまうと全滅の可能性があるので、発芽の時期に結構ばらつきがあるようです。

というわけで、ちゃんと発芽するかどうかはわかりませんが、ためしに植木鉢に播種して育ててみようと思います。

実が落ちたあとのコミカンソウ


夜になると、葉を閉じて就寝モード

生活を共にしている感があって楽しい。

観葉植物の代わりに雑草を生けると、普段道端で観察している以上にさまざまな発見があって、お部屋がときめきいっぱいのお城になりました。

後日談

時が経つとともに葉の色がほんのり赤く色づき、
触れるとポロッと落葉するようになりました。

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