見出し画像

『関わる人が幸せなら"eスポーツ"だ。』「eスポーツ大阪夏の陣〜但木一真と謎部えむが考えるeスポーツの未来〜レポート」

こんにちは、よろずです。

以前に「兵庫県でesportsのイベント少なすぎ!見たことない!(嘘)」
「東京行きたい!」
「兵庫いいとこだけどesportsない!!やだ!!」

っていう思いだけを乗せて書いた記事を投稿しました。

https://note.mu/yoro2u/n/nf1256a870f4e

この記事を書いてから約2ヶ月半の月日が経ったのですが、この2ヶ月半で様々な変化が起こっていました。

兵庫県にesports協会が出来たり、その結果esportsイベントも兵庫県でちらほら見るようになりましたし、お隣の県ではウェルプレイドチャレンジャーという鉄拳のイベントや、サイクロプスアスリートゲーミングのスポンサード会社であるeoからesportsイベントが開催されたこともありました。

個人的には物凄くいい流れだなと思っていて、2ヶ月でこんなにも様々なイベントが身近に起こっていることを考えると、色んな課題が多いesportsにも凄く期待がもてるわけです。

そんな中、今回のこの但木一真さんと、謎部えむさんの「eスポーツ大阪夏の陣」というイベントが開かれました。

今esportsで様々なアクションを起こし、自分とも交流をしてくれる但木さんと、同じnoteで圧倒的なフォロワー数を持つ謎部さんのイベントだったので、絶対に行こうと決心しました。

そして7月6日、僕はイベントに足を運びました。

今回はその少しイベントで話していた内容と、僕がこのイベントを通じて思ったこと、感じた事を書いていければいいなと思います。



10代俺だけ説。

すみません、イベントに夢中すぎて写真を殆ど撮っていません笑。

楽しかったぁ…

それはひとまず置いておいて、イベントを楽しんでいたのですが、割と年齢層が高いなぁと感じてしまいました。

10代は僕を含め2人、3人程度?で
20代から30後半ぐらいの人が多かったように思います。

僕は人の講演会とか行ったことが無かったし、あったとしても学校で行われているので、周りにいる人間は絶対10代なわけです。

加えて自分は自分の実体験からこんな若いだけで得をする業界はないと感じていたので、もっと10代が多いのかなぁとイメージしていました。

とはいえ講演会に近しいイベントなので、それでも年齢層が低い方なのかなぁとは思いましたが。

もっと10代が増えてくると、より活力的な意味で盛り上がってくるのかなと思いました。



関わる人が幸せなら"esports"。

本当はこのイベントで話していたこと全てを書きたいのですが、流石に限りがあるので1つに絞らせてもらおうと思います。

イベントの流れとしては来場者の方が予め渡されていたアンケート用紙に質問を書いて、但木さんと謎部さんの御二方が答えるというものでした。

その中でこんな質問がありました。


「どうぶつタワーバトルは"esports"ですか?」という質問でした。

なるほど、とても面白い質問でした。

esportsという言葉をよく知らない人達にとって、
「esportsであるゲーム」
「esportsでないゲーム」
の区別は確かに難しいのかも知れません。

実際何がesportsなのか。という具体的な定義は決まっておらず、こんなesportsを乱用して記事を書いている僕でもどこで定義付けされているのかは曖昧です。

https://www.amazon.co.jp/プロのeスポーツプレーヤーになる-ゲームキャスター-岸大河/dp/4309279988/ref=nodl_#

そんな中、この「プロのeスポーツプレイヤーになる!」という、esports大会で実況解説を務めるゲームキャスターの岸大河さん監修の本があります。

この本の中で、「esportsのeは『電子』を表すので、電子を用いた対戦型ゲームなら全てesportsと呼べることが出来ます。」という事が述べられています。

僕も実際そうだと思っており、このイベントの主催者である但木さんもそうだということを仰っていました。

つまり、「どうぶつタワーバトル」はesportsであるという結論が出ました。

異論は全くありません。
多分イベントに参加していた方々も納得していたと思います。

そんな中、謎部さんは、「関わる人が"幸せなら"esportsでいい。」という事を仰っていました。


僕がesportsと関わってきた中で、こういう言葉を聞いたり見たりしたのはこの瞬間が初めてで、それと同時にesportsの本質を突いた内容だなぁと感じました。

謎部さんは自分がesportsと関わっている中で、自己犠牲を払ってesportsコンテンツを作っていた事があったそうです。


「他人の幸せの為に自分の幸せを犠牲にするのはesportsには要らない。」と。

esportsとはなんなのか、そもそも、ゲームってなんだったのか、鋭い推敲の中で生まれた言葉だなと感じました。




イベントの雰囲気を伝えれてますでしょうか、少し不十分ですかね。
でもそんな感じでした。

但木さんは業界人なので、豊富な知識の中から質問に多方面から答えを導き出し、進行を滑らかに進めて下さって、謎部さんは的確なメッセージに毒を交えて僕達に考える力を下さりました。

理想論ではなく、業界の現実的な全貌を事細かにして頂きました。

とっても楽しかった時間を過ごすことが出来ました。


僕はこのイベントを通じて今後の記事のネタになる様なことを探せればなぁと思い、イベントの会話に加え参加している方々をジロジロと後ろの席から見させて頂いていたのですが、

esportsメディカルの方、格闘ゲームでプレイヤーとして活動されている方、esportsカフェを運営されている方と、実際に仕事として関わっている人に加え、僕のような直接仕事として関わっていない人も当然居ました。

「そもそもなんでこのイベントに参加しているのかな?」
と思いました。

ビジネスとしてesportsに携わっている人であれば、利益を出すのにこのイベントが活きてくるとは思わないし、(ビジネス向けの講演会の方がより直接的に活きてくるだろうし)恐らくesportsと全く関わりを持っていないであろう方も居たと思います。

少し考えてみたものの、答えが出ないままイベントを終えました。

はっきり言ってこのイベントは
「うおーー!esportsやっぱサイコー!!」
とはお世辞にもなりませんでした。
なれませんでした。

あまりに現実的な内容で、簡単ではないビジネスを目の前に突きつけられた私達は、

「なるほど、やっぱり難しいんだなぁ…」
という思いの方が終わった後強く残ったと思います。

そう感じながら夜のグリコを眺めながら走って帰っていたのですが、(終バス間に合わないとママに怒られちゃうからね)

「現実は厳しいのに、あんなにも参加者がいたんだなぁ」と無料案内所の森を駆け抜けていく中で、これこそがイベントの意義だと気付く事が出来ました。


どこかこのesportsで記事を書くという事は心細さを感じる事が多く、さらに僕は高校生なので、周りにそんなことをやってるやつも当然居ないわけです。

無意識に1人で戦っていることを感じて活動していた僕にとって、厳しくてもesportsの一筋の光を信じて人生を捧げる人達を見ている内に、僕は多大なる勇気をどこかで貰っていたんだなと、無料案内所の迷路を潜り抜ける中で、そう思いました。

それこそがこのイベントの最大の参加理由であり、僕が参加して良かったなと思える1番の場所でした。

本当に良かったです。
闘志が漲りました。

但木さんも謎部さんもとても忙しい中でこのイベントを企画して頂いて、兵庫県に居座る僕に手を差し伸べてくれました。

きっと戦友は日本の各地に散らばっています。
そんな彼らを募う為にも、より多くの場所でこんな

「現実を語る場所」がより全国各地で増えてくれれば良いなと思いました。

そして、この感謝を元にまた活動を頑張れればいいなと思いました。

お二人とも、ありがとうございました。

控え室に入れてもらったことは内緒だよ。




よろず…@yoro2u

所属先…@eSportsQT

#esports #謎部えむ #ゲーム #但木一真 #イベント #コラム

ちょっとずつ頂いたサポートを貯めて、色んな場所に行って色んなeスポーツの人とお会いしたいと思っています。 良ければ協力して頂けると幸いです。