星降る夜とヨロンブルー

2020.8.13.

星降る夜に

移住1日目の夜は『ペルセウス座流星群』
なるべく人と接さないで、しばらく自主隔離生活でお世話になる事になったホテルの庭に寝転んで眺めた。

流星はiPhoneのカメラでは写せなかったけれど、
肉眼で見える無数の星たち。天の川。
びゅんびゅん流れる星に欲張ってたくさんの願い事をした。

星降る夜に引っ越してきたなんて、ロマンティックすぎるかもしれない。
でも、そのロマンティックさすら、自然と受け入れられるのがこの島の素敵なところだと思う。

ヨロン島ビレッジ

お世話になっているホテルは、ヨロンをリピートするきっかけになった場所。
こんな時なのに、皆さん本当に優しくて、感謝の気持ちでいっぱい。
ここに泊まったらヨロンで他のホテルに泊まれなくなっちゃう理由は、
きっと泊まってみたら分かるから、
色々なことが落ち着いたら訪れてほしい。
ここでの数々の出会いがあって、今、私がここに住んでいる。

まじっすか?
朝イチの寝ぼけ眼でそんな道に連れてくんですか?

って、私の反論は通じない。

彼女の名前はマーゴ。
与論島で1番の有名犬。
ヨロン島ビレッジの看板犬。
ヨロンで彼女の事を知らない人っているのかな?

観光客の少ないシーズンに会うことが多い彼女にお散歩させていただいている、ありがたき幸せ。

砂浜を掘ってヤドカリらしきものを追いかけるマーゴは獣感出てて勇ましかった。
ドヤ顔してるし。(笑)

ヨロンブルー

散歩と言う大仕事を終えた後は、
『メーラビ』と言う名のビーチへ。
ここが私は今のところ、1番好きなビーチ。
白い砂にヨロンブルーのキラキラ。

波の音を聴きながら、岩陰で読むのはマンガ。
このマンガは、移住する前に住んでいた下北沢で知り合ったイケメンフランス人モデル兼イラストレーターのマットがお餞別でくれたもの。

完璧なソーシャルディスタンスを確保した私のそばに近づいてきたのは一艘のボート。

「どこ泊まってるのー?」
と声をかけてきた真っ黒に日焼けした海賊さんに、
泊まっているけど、引っ越しなんだと諸事情を話したら、
「じゃー、引っ越し祝いに乗ってけぇ~!」

・・・

乗るよね!

お財布も持ってきていなかった私にお弁当とお茶まで買ってくれて…
1日中海で遊ばせてくれた!

ヨロンって歩いていると、みんな車に乗せてくれるし(コロナ以前)、
船も乗っけてくれるのか…
なんて優しいんだ!
乗る私も乗る私なのかもしれないけれど。

『皆田』では海鳥の大群を追いかけ、
ウミガメたちと泳ぎ、

最近は『嵐』のPVで話題の『百合が浜』(大潮の日にしか現れないサンドビーチなので、今日はただのすっごいきれいな海)でぷかぷか浮き、
テーブルサンゴの海や、色々なサンゴやカラフルなお魚がいっぱいいる海に放してもらい、これでもかってぐらいに素潜りを満喫させていただいた。

多分、3年分ぐらい海で遊んだ。
しかもヨロンブルーの海で。

移住2日目。
幸せの形は人それぞれだけれど、
この島に移住できて、

あーーーーー!しあわせーーーーーー!

って声を大にして叫びたい。




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