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【第二の人生】18の章:とんでもないことやってくれたな!悪坊主

*登場人物*

  • 萬里→まだまだ主婦です!H氏から突然聞かされた前世。到底受け入れ難い(;´д`)

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)淡々と、とんでもない事を話す萬里の6歳上の男性


H氏「術をかけられると、
それを解くことは術をかけた
本人しかできません。
なので私が何度閉じてもまた開いてしまう
繰り返しだったようです。
これ(背中の穴)が、
開きっぱなしになるような術
だとすれば自然に閉じることもないのです。
だから余計によく身体が持ってるなぁ
と思ったんです。
普通はそんなに持ちませんから。」

萬里「萬里こんなに虚弱体質なのに
実は身体が強いって言ってんですか?!」

H氏「はい、
だから萬里ちゃんは
普通の人ではないと言ってるんです。
前世のお方の役目を引き継いでる以上
身体に入られ霊のせいで倒れるような
ことがあってはならないはずなので。」

萬里「あ。じゃあ、
もしかして霊の対応してもらった時に、
背中触ったり手を回転させたりしてたのは
その穴をどうにかしてたんですか?」

H氏「はい、そうです。
身体の中に入った霊を外に出して
開いた穴を閉じるという
作業をしていました。」

なんか色々とわかってきた。

萬里「あ、さっき術をかけたら
かけた本人しかその術は
解けないって言いましたよね!?」

H氏「はい。」

萬里「てことは、
またあの坊主に
会わないといけないってこと?
もう萬里は二度と
会いたくないんですけど!」

H氏「わかります。
それに会う必要もないです。」

萬里「じゃ、どうしたら
この穴を閉じることができるんですか?
このままじゃ嫌です!
せっかくこの数十年の
悩みが消えるかもしれない
チャンスなのに!!」

H氏「そうですよね。
そのお坊さんに会わなくても
閉じさせる方法が
もう一つだけあります。」

萬里「え~!?
あるんじゃないですか~!
遠まわしに言わず
ズバリ教えて下さいよ~!」

H氏「そのお坊さんを
超える事です。」

萬里「はい(・Д・)?
どういう意味?」

H氏「萬里ちゃんが、
その術をかけた悪坊主の
使う術や能力を上回れば
完全に元の状態に戻ります。」

萬里「えっと、
よく分かんないんですけど?^^;
あの人悪い坊主だったけど、
能力はもの凄く高かったんですよ?
萬里にそんなことが
できるわけないじゃないですか!
出来る事を教えてください!
H氏!本当はどうにかできるんでしょ?」

H氏「いえ、無理です。
今まで何度もチャレンジ
してきたじゃないですか。
私が可能な限りの方法を
どんなに駆使しても
閉じることはなかったんです。
そのお坊さんは、
すごく複雑な形の『逆結界』を
人の身体にも張ることができるようで、
知恵の輪のように解き方を知らないと
解こうとすればするほど複雑にこじれていく
そんな形の逆結界を作れるようです。」

萬里「はぁ?!んじゃ
萬里はこの先どうすればいいんですか?!
H氏!実はまだ試してない事とかあるんでしょ?!
なんとかしてくださいよ!!」

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