勝利の方程式

自分の思考を書いているだけなので参考にならない人にはならないし、なる人にはなるかもしれない。
そんな感じの内容をつらつらと書くただのオナニー記事なので悪しからず。
対戦ゲームの本質についての記事ですが、
特筆してカードゲームの本質について深く記載しています。
※個人の考え方であるため正解とかでは無いです

1.対戦ゲームの本質

①勝つために理解すること

対戦ゲームには"勝ち"と"負け"が明確にある。
ゲームに勝ちたいと思うあなたはどのようなことを考えているだろうか。
多くの人は「どのようにして勝つか」ではないだろうか。
「どのようにして勝つか」という思考は一般的に「勝ち筋」と表現する。
本人の中で「勝ち筋」が明確になっていない場合勝つことは難しいだろう。
そのため、何も知らないゲームにおいて一番初めに理解しなければいけないことは「勝ち筋」であると考えている。

②負けないことは勝つことである

勝ち筋」を理解したら次のステップだ。
勝ち筋」が明確になっている人同士の対戦ではどうなるのか?
この対戦結果の答えは一つではない。
強い「勝ち筋」を持っている方が勝ったり、その時の噛み合いや運で対戦結果は変わってくるだろう。
対戦結果の答えが複数ある場合、安定して勝つことは難しいと思うだろう。
それは当然の結果なので「勝ち筋」だけを追っている人はある程度の相手までであれば勝つことは出来るが、上位行けば行くほど安定して勝つことは難しくなるだろう。
ではどうすれば勝てるのか?
答えは「負けないようにする」ことである。
言い換えれば「どのようにしたら負けないか」とも言える。
どのようにしたら負けるか」この思考は一般的に「負け筋」と表現する。
つまるところ、「負け筋を消す」ということである。対戦ゲームの勝利条件は「勝つこと」であるが、言い換えれば「負けないこと」も勝利条件と考えることができるのだ。
つまり、「勝ち筋」が明確になっている人同士の対戦では「負け筋を消す」ことが上手い人のほうが勝ちやすくなっているのだ。

③負け筋の考え方

負け筋を消す」とはどうやったら出来るのかと考えるだろう。
これを知るためには、相手の「勝ち筋」を理解する必要があるのだ。
相手の「勝ち筋」を理解することは言い換えれば「相手がどうやって勝とうとしてくるのか」を理解することである。
それを理解したら、次に自分が考えることは相手の「勝ち筋」に対してどのような対策が有効であるかを考えるのである。
当然、上位に行くと相手も同じ思考をしてくるだろう。
その時に大事なのが、相手の「負け筋」を知ることなのである。
相手はこちらの「勝ち筋」を潰そうとしてくるだろう。
その時、相手の思考に寄り添うのだ
どのようにして勝ち筋を潰してくるのか
人間の思考は完璧ではないし、100%推察することは出来ないがある程度の
予想はすることは出来るだろう。
推察した後は、相手の行動の裏をかけるプレイをすればいいのだ。
相手も上位プレイヤーであれば、裏の裏まで読んでくる可能性もあるだろう。
このようにして対戦相手との思考バトルを繰り広げて、より優れた思考をした方が対戦に勝利するのである。
対戦相手を知ることは自分を知ることと密接な関係にあるのだ。

④まとめ

上記のことをまとめると以下の通りである。

①自分/相手の「勝ち筋」を理解する。
②自分/相手の「負け筋」を理解する。
③自分/相手の「負け筋を消す」行動を理解する。

上記の3点を「常に思考し続けること」が対戦ゲームにおいて大事な本質なのではないかと私は考える。
考えることを辞めた人間はそこで成長は止まってしまうだろう。

2.ポケモンカードにおける思考

上記の内容に沿って、私がポケモンカードをプレイしていた際に考えていたことを書き残しておきます。

①ポケカにおける「勝ち筋」と「負け筋」

当たり前のことを記載するので当たり前だろと思う人もいるだろう。
だが、その当たり前をどこまで深く理解しているのかが大事であると考えているため記載している。

ポケモンカードにおける「勝ち筋」とはなんだろうか。
当たり前であるが「サイドを6枚取ること」である。※LO等の特殊勝利は除く
では逆に「負け筋」はなんだろうか。
相手にサイドを6枚取られること」である。
つまるところ、ポケモンカードにおいて勝つためには
相手にサイド6枚取られる前に自分がサイドを6枚取ること」が大事なのである。
ポケモンカードは自分の番にしかカードをプレイすることが出来ないため、盤面だけで大体の「勝ち筋」と「負け筋」を推察することができ、この考え方を根本として持っておくことが大事なのである。

②「勝ち筋」を考える

サイドを6枚取ること」が勝利条件であるが、
取り切るまでに至る過程は対戦相手のデッキとプレイングによって変わる。
具体的には、非エクのポケモンのみのデッキには「相手のポケモンを6匹倒す」、exやVポケモンのみのデッキには「ex /Vポケモンを3匹倒す」ことが勝利条件となるのだ。
では、非エクとex/V両方のポケモンで構成されたデッキはどうだろうか。
何も考えずに攻撃してくるポケモンだけを倒している場合、相手の思惑通りに試合が展開されている可能性があるだろう。
なぜならばポケモンカードは「サイドを6枚取ること」が勝利条件であるため、「6枚以上取っても意味がない」のだ。
あなたの残りサイドは1枚で相手のバトルポケモンはex/Vポケモンであった場合それらを倒した際に取れるサイドは何枚だろうか。
そう、1枚なのである。非エクのポケモンとex/Vポケモンを倒す労力は全然違うのに、どちらを倒しても結果は同じなのだ。
では、どうすればいいのか?
対戦開始時から「どのポケモンを倒してサイドを6枚取るか」を考えておく必要がある。この思考を一般的に「サイドプラン」と表現する。
この「サイドプラン」において、「6枚ぴったり取り切る」ことが無駄なく一番強いサイドプランなのである。
そのため対戦の序盤で、相手のデッキや1-2ターン目で展開してくるポケモン、攻撃してくるポケモンから「サイドプラン」を考えておくことが重要だ。
一般的なサイドプランとしては、以下のものが多い(数字は再度を取る枚数)
「1-1-1-1-1-1」「1-2-3」「1-1-2-2」「2-2-2」「3-3」
もちろん相手が上手い場合はそのサイドプランをずらしてくる事があるだろう。盤面レベルで相手がサイドを綺麗に取らせないように展開してきた場合は綺麗に取ることは難しいが、ベンチにいる場合は呼び出してプラン通りに進めればいいのだ。だからボスの指令は強い。
対戦の中で相手のポケモンを倒す前に「倒して意味があるのか」と一旦思考してから倒すようにしたら、プレイの視野が広がるだろう。

③「負け筋」を考える

相手にサイドを6枚取られること」が敗北条件であるが、自分もサイドを取るため厳密には「自分がサイド6枚取る前に相手がサイドを6枚取ること」が具体的な敗北条件となる。
では、どうすれば相手より早くサイドを6枚取ることが出来るのか。
ここでも出てくるのが「サイドプラン」という考え方なのである。
ポケモンカードにおける「負け筋」の思考は「勝ち筋」と密接な関係にあり
負け筋」を考える = 「勝ち筋」を考えると言っても過言ではない。

では、具体的にはどのようにして密接に関わっているかを考えていく。
自分のサイドプランは「2-2-2」である場合、自分は最短3回攻撃しなくてはいけないことになる。ここで相手のサイドプランを考えた際に「3-3」であった場合最短2回の攻撃で終わるのだ。
お互い2ターン目から攻撃していった際に一撃で倒しあっていった場合、
どちらの方が早く倒せるだろうか。

先行をAさん後攻をBさんとした場合(サイド取得数)
Aさんのサイドプラン「2-2-2」 Bさんのサイドプラン「3-3」

先2 2枚取る。(2-0)
後2 3枚取る。(2-3)
先3 2枚取る。(4-3)
後3 3枚取る。(4-6)
★BさんWIN★

単純に考えた際に上記のようにBさんが勝つ結果となるのである。
ではAさんはどのようにしたら負けなかったのかを考えていく。
まず始めに何故負けているのかを考えると、当然であるが「必要な攻撃回数がAさんよりBさんの方が少なかった」からである。
これがポケモンカードにおける「負け筋」の代表である。
この「負け筋」を理解することによって、自分の「勝ち筋」が逆算できるため密接な関係あるというのだ。
具体的に、この場合どうすれば勝てるのかを考える。
答えは二つあり、以下の通りである。

一つ目は「相手に無駄なサイドを取らせながら自分はサイド取ること
具体的には非エクのポケモンで相手のex/Vポケモンを倒し、相手には非エクのポケモンを取らせるのである。
現時点(2023/10/17)の環境でいうとミュウvmaxデッキのメロエッタでドラピオンを倒し、相手にはメロエッタを取らせると言えば分かりやすいだろうか。
こうすることで相手のサイドプランは「1-3-3」もしくは「1-2-3」と最低でも3回攻撃が必要になるのだ。攻撃回数が同じ場合は先行であるAさんが早くサイドを取ることが出来るため、勝つことができる。

二つ目は「相手にサイドを取らせないターンを作る」である。
この方法については相手のデッキや自分のデッキ構成など色々関係してくるため、一概にこれをすれば良いという答えはない。
具体例としては、相手の攻撃を耐えるポケモンで戦うこと、手札干渉/特性ロック等で相手の動きを止める、ボスでエネがついてるポケモンから倒して次のアタッカーの準備に時間をかけさせる等が挙げられる。
このターンを作ることがポケモンカードのおいては重要であり、色々な引き出しを持っておくのが細い勝ち筋を拾うことに役立つのである。
環境のデッキの構成やおおまかな動きを理解することが必要になっていく。

上記の二つの行動を取ることで、相手のサイドプランをずらし自分のサイドプランを相手より優れたものにすことで「負け筋」を消して「勝ち筋」を通すことが出来る。

本質側でも記載している通り、上位のプレイヤーは当然上記のことをやってくるだろう。
ではどうすればいいのか?
ポケモンカードにおいては相手の裏をかく行動はデッキのバランスを歪ませることが多く、ばれている場合は無駄になってしまうため一発芸になり得ることが多い。そのため、自分のデッキで裏をかく行動は相手が上位であればあるほど通用しなくなるためよっぽど自信がない限りは悪手だ。
では再びどうすればいいのかとなるだろう。
ポケモンカードは60枚のデッキからカードを引いてプレイするゲームであるため、その時にやりたい事を100%出来る訳ではないのだ。
その性質を利用するのである。
具体的に表現すると
相手がやりたいことをするために必要な行動を増やさせる
ことである。
この思考は「相手の要求を上げる」などと表現することが多い。
どのようにして「相手の要求を上げる」についても相手のデッキや自分のデッキ構成など色々関係してくるため、一概にこれをすれば良いという答えはない。
相手が特性を使ってくるデッキであれば、雪道を出したり
→雪道を剥がすカードが必要

相手残りサイド2枚の時に非エクのポケモンで戦ったり
→ボスの指令が必要

手札干渉をして、相手が必要なカードを山へ戻させたり
→必要なカードをまた引かなければいけない

などと色々な手段を使って「相手の要求を上げる」ことが出来るのだ。
もちろん要求を上げたところで乗り越えられることもあるだろうが、それはベストを尽くして負けた結果なので仕方がない。

逆に相手もこちらの要求を上げてくるが、それに対してこちらは要求が低くなるように盤面やデッキを作っておくことが重要になる。

④まとめ

総括すると自分の負け筋を消しながら勝ち筋を通し、
相手にサイド6枚取られる前に自分がサイドを6枚取ること」を目標としながらプレイすることが勝利の方程式である。
その過程で相手の要求を上げたり、こちらの要求を下げたり等、ここには書ききれていないことがあるが対戦の本質は記載した通りだ。
本質を理解しているのであれば、どのポケモンで何を倒してどのようにサイドを取っていくかだけを理解すればある程度は使いこなせてしまう。
言い換えれば「勝ち筋」だけを理解していればある程度は勝てるということだ。
負け筋」についてはデッキの理解等が必要であるため、すぐに理解することが難しい人もいるだろう。
新しいデッキを使って勝てないという人は今一度ゲームの本質について見つめなおすことで見えてくるものがあるかもしれない。
上手いプレイヤーに特定のデッキだけしか使えない人はいないだろう。
つまりはそういうことなのである。
えらそうな事書いているが、ただのオナニー記事なので深く気にしなくていいし参考になる人が一人でもいたら嬉しいなくらいの気持ちなので軽く読み流してもらえたらと思う。
ここまでちゃんと考えてプレイした上でも考えてない人に運で負ける時は負ける、カードゲームはそういうゲームなのだ。
ただ、それが本当に運負けなのかを考える必要があるので、全部を運負けとする前に自分が出来た行動は無いかを振り返ってみてほしい。

対戦ゲームにおいて「勝つこと」は大事かもしれないけど、それだけを追い求めすぎると「ゲームの本質」を見失ってしまうことがあるので気を付けてほしい。
対戦ゲームの本質を書いたが、対戦ゲームである前にゲームなのである。
ゲームの本質は「楽しむこと」であると考えているので、なにが一番大切かって「ゲームしてて楽しいって気持ち」なんだよって綺麗に占めておくね。














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