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勉強することの意味

「なんでこんな勉強しなきゃいけないんだ…」

誰もが一度は思うだろう疑問に「なんでこんな勉強しなきゃいけないんだ…」っていうの、ありませんか?

私は去年高校三年生の時に進学校に通っていたので、何となく受験しなきゃいけないことはもう疑いようもないあたりまえのこととして受け入れていました。

案の定これって勉強する上で辛いですよね。だって勉強する目的がわからないのに勉強するための大学に行かなきゃいけないんですもの。意味が分からん!

大学卒業という証明書をこんなにも奨学金の借金までして買って、高校三年生でなにを学びたいかなんてものを捻りださなくちゃいけない。学歴なんかなくても幸せに生きていく方法はいくらでもあるはずなのに、おかれた環境が環境なので周りには頭のいいひとばかり。「この大学以上に行けないとこの学校において“人間”になれない、誰にも顔見せできない」なんて思ってました。(今でも思ってる。)

学歴社会なんてなくなってよなんて思いながら
そんな学歴に一番こだわっているのは自分なんです。

勉強して新しいものに触れるのは好きでした。だけど受験生というのもあって点数というものさしだけで勉強というものの枠組みが決められている感じ、点数が取れない私にとっては苦痛でしかありませんでした。

受験に失敗して

お察しですかね笑 
第一志望どころかもういろいろだめで滑り止めしか受かりませんでした。(全落ちの世界線もあり得た…と思う)
いろいろ言ってますが結構頑張ったんですよ!?それなりに。

今はその唯一受かった学校に通っています。大学で待ってたのは、失望でした。え?大学ってこんなもんなの?授業を真面目に聴こうとする人なんて絶滅危惧種かな?って感じ。頭のいいお友達の大学でも、どこでも「そんなもん」でした。

考えてみれば当たり前のことです。さっき言ったようにみんな勉強する目的がわからないまま、勉強するための大学に惰性で入ってきちゃったんだから入ったら遊ぶだけです。サークル、飲み会、合コン…などなど。別に充実してていいとは思いますが、授業の出席コードだけ入力して退出する人いるじゃないですか、あれを見てるとなんていうか、本当に意志のないまま流れでここに来たというものを感じてしまって、言葉では表しにくい、悲しさ?哀れさ?を覚えます。(いや授業切ろうが何しようが人の自由だろ!)

そして第一志望だった大学に向けて編入試験を受けることを決めました。
正直の正直では学歴にコンプレックスがどうしてもついてきてしまって…。
あとはその行きたい大学なら授業を受けたいと思っているような人が集まる気がしたのです。そして大学に通いながら受験勉強をしている今に至ります。

勉強するということ

大学に通いながら受験勉強をしていることで分かったことがありました。
昔から気づいてはいたのですが私は人に流されやすい、影響を受けやすい。自分が正しいと思うことに自信が持てない。だからこんな中途半端なことになってしまった。自分の思う「正しい」はあるのですが、周りをみて自分が少数派なら簡単に揺らいでしまう。

これってもっと大きなことにも共通して言えると思うんです。
政治がおかしな方向に進んでいるときに少数派でも声をあげられる勇気はあるのか。
いじめが起きていた時に声を上げてそれは間違っているといえるのか。
自分が思う頑張りを他人と比べて過小評価していないか。
なんて。

多数派が必ず合っているなんてことはありません。そんな時に少数派な自分の「正しい」は自信が持てずに消えてしまうのが嫌なんです。
どうしたら少数派の「正しい」を勝手な正義の押し付けじゃないものにできるんだろうと考えた時に、その正しさの自信になるような根拠が必要だと思いました。独りよがりな正しさではなく、客観的にみて、歴史から考えたり、心理的に考えたり、科学的に考えたり。

そうです。これが勉強でした。
これが私にとっての勉強の目的です。見つけたんです。
私は、私がこの先、生きていくうえで自分が正しいと思ったことを自信をもって正しいと言いたい。そのために勉強がしたいと思いました。

正しさは人の数だけあると思います。正しさがぶつかるとき、柔軟に対応しなくてはいけない。でも私の場合、柔軟というよりもむしろ中途半端に同化しているような。譲れない正しさというのを一人の人として持ちたいのです。

なんの学問が勉強したいとかは今のところないです。すべての物事を広く、でも浅くならないように知りたい。(欲張りですね笑)

まだ物事の善悪をつけるには知っていることが少なすぎる。戦争も政治も人のことも、ちゃんと、ちゃんと知ってからじゃないと私の正しいはすぐに流されてしまう。一応18歳で成人したけどさ、まだまだ子どもすぎるよ。まだ大人になれないよ~全然。

こんな意志よわよわ人間が、勉強で得た知識で、いつか私の人生で大切なものに出会ったときに、またはすぐ側にある大切なものに、その「大切」だったり「好き」だったりを守れるようにしたいです。だから最近、勉強が私を守る武器のように思えてきました。ペンは剣よりも強しだなあ。

今日もいろんなこと知っていくの楽しい。
まずは受験に受かりたいけど!!いや受かるけどね!
早く寝なきゃなのにいっぱい書いちゃった!
またね。

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