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久しぶりの観劇の話


7/26もすぎ、千秋楽から2週間が無事過ぎた(観客も2週間以内に体調を崩したら連絡入れるように言われている)

ちょっとどこかで、これでクラスター発生したらどうしようと考えていた。そのくらい情勢は危うい。


折角なので、見てきた舞台の話をしたいと思う。

※内容のネタバレ

※感想等を含みます

※キャラやキャストさんを描く場合敬称略です

劇団わたあめ工場さんの永久ニ退屈ナ悪戯を初日と7/8マチネで観てきた。 (ハッシュタグだと#永久悪戯)


この時期に舞台??リスクでは?と思うかもしれない、私も家族に言わずに観劇に行った。

4月の公演を延期したのも知っていて、知り合いが出演もしていて(今回も声をかけてくれた)とても楽しみに活動していたのを知っていたから。


生の舞台は素晴らしい。

DVDも予約して購入後なのだけど、ひと言で表現できる。

昨年はもぴプロジェクトさんの贋作 春のめざめをやはり舞台関係者の知人に誘われて観てきた。

その時も同じように生の舞台は最高だな!と沸き立った気分で帰ったのを思い出します。


話を戻して、永久ニ退屈ナ悪戯へ

席についてすぐから、作られた世界観に没入できた。

五感で違うところへやってきたのだ、と感じられる。香りもそうだし、音響もそう、照明も素敵だった。

開演までは薄い紗が舞台へかけられていて、アラビアンな雰囲気を増すとともに、こんな形の対策もあるのだな、と発想に驚いたのを覚えている。

キャラの日常を風に舞う紗越しに垣間見える、観客は旅人として、語り掛けられることもあったりする(その内容は毎回違っているらしい)

物語が始まると、観客の隣で目まぐるしく、時に観葉植物のような視点でもありながらストーリーが舞台の二箇所くらいで進行していく。

キャラ1人でも、全体でも、どこを観ていてもいい、のが面白さの一つであるように思う。撮影物はどうしても、写す所をフォーカスしてしまって、映りきらない所が出てくると思う。

ここから先は物語の内容にも触れていきます。

印象的だったシーンについて

■ラナの命により、砂柱の危機が過ぎ去り、ハニファが、街中でアジる(民衆へ扇動を行う)シーン

とても今の日本と状況被るなぁ、と思いながら見てました。為政者が変われば今よりもっと良くなるか?は不明なのです、なんなら魔女を追い出し、対処法を知らない分今より状況は悪くなるでしょう。

だって、ラナが引き起こしたと言うくらい砂柱の研究内容が民にも降りてないんですもの。

魔女狩りをして、日頃から不満がある人を引きずり下ろせば平和になると言うほど単純ではないのです。

人は現状が不安だったり、不満があると、敵を作って満足してしまいがちです。

けど、その要因は無知だったり、当人にあることは少なくないと思います。

■ハニファ達が、将軍を殺害したシーン

同様なのですが、他国へ名前が響くほどの将軍が不在になった軍は、複数他にも兵はいるだろう、と想定しても他国から攻めいられるだろうな、ということは想像に難くありません。

自国の戦力落とすの理解できてるんかな?あーやっちゃった!と爽快なシーンです。ハニファ目線から見ると楽しい。


全体を通して

■それぞれのキャラが立っていて素敵

わかりやすく、立ち位置が示されているから、どのキャラも何か心に刺さるような引っかかるような魅力に溢れている。

どこかで聞いたような御伽話、として見ても面白いし、観葉植物の気分でそっと見守っても面白い。なんせ、近い。

■愛が溢れてる

それぞれベクトルは違っても愛が向いてる、のがよくわかる。

アヌビス達

ラナを愛してるし、だからこそ、心が痛い程に失うと辛い。

カルブとキット

愛することで愛されようとしているのは良くわかる。この手の愛は重いけど可愛い。

シャウラとタルハ

愛は狂気を孕む、盲目なのもだけど、すべてを捧げたくなるし、捧げて欲しくなる。

ある意味でよく似ていて破滅的な愛と献身的な愛は背中合わせなのだよな、と思った。

ガーニム

この人の愛の示し方は、筋が通っていて気持ちいい。側から見るとうざいやつだけど無くなったら寂しくなるようなそのくらい気持ちいい一途さで示してる、このくらいわかりやすいと幸せになれそう。

ハニファとナジュマとサーリハ

ここは振り回す無能系愛され上司とてんてこ舞い部下

言動にはそれぞれ愛をやはり感じるし、そうじゃなきゃ仕事辞めてるよね笑

みたいな

ザーヒルとハーレムガールズ

わかりやすくハーレムの主と女の園✨

こういういびり、あるある〜と楽しく見ることができる。し、ルールを乱す新入りがうざいのは実際よくわかる。そのルールで動いていて、そこそこな幸せを作ってる時に、秩序を乱す奴って邪魔なのよね。

ある意味では虚構と献身的な愛が見える気がする。

アブトとラーニャ

無害系、夫婦の愛。

多分アブト自体うだつは上がらないのだろうなぁ、と思うんです血筋はいいけど。

けれど、育ちはいいし、妻のラーニャも第一で考えてる。だから変に役を出さなければ穏やかに幸せが続きそうと感じました。

ユムナとソヘル

幼なじみの恋情と愛が入り混じる感覚、困るけど可愛い。

幼い頃から関係があると、どうしても基本的にそういう対象からは外しがちだと思うんですよね。見ていて歯痒さもあれば、そこは意識させていけよ、、とか思う

けど、その遠回りさがいい距離を詰めにくい愛だなと。

ラナとそのお友達

魔女や、マアルーフとかもだけど、ここはどこか表現が不器用な愛がちらほら見受けられます。

職業柄利に聡いとか、長く生きるからこその怖さ、変化への踏み出せなさ期待できなさ、はあると思っていて、結果的に孤独だけど仕方なさはあるんだろうなって思います。

けど、ちゃんと愛してるんですよね、そうでなければその場所にもいないし関わるのも止めてしまうだろうから。

ウマーマとザハラ

姉妹愛!一言で行けそう。

この子達も幸せになるんじゃないかな。気立てはいいし、お金もそこそこあるし。


多分これで全部書いたかな

映画でも舞台でも書籍でも、なんでもいいんですけど

定期的に生で何かに没入しないと、私は生きていけない!と再確認しました。

トランスへの誘導、とその場でしかないんですけど日常だけだと気が狂いそうになりますし、仕事だけしてても退屈かつ飽きてしまいそうなのですよ。思考が周りからない感じ。

なくてもなんとかなる人もいるでしょうし、そういう人から見ると不要不急のものに見えるんでしょうけどね。

催眠術もそんなところがあります。

でも、あったら便利だしストレス解消や息抜きになる。

あったら、最高だと。

だから、ライブも舞台も、全て生き抜いて欲しいな。


早くコロナの脅威が、コロナ禍以前の感染症水準へ向かうよう人々の心身が不安と恐怖に駆られないようにと祈りながら。

おわり











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