2019/11/04(月祝)

友達の編集者とtuperatuperaさんのトークイベントへ行く。知り合いが幾人がいて、挨拶をし、その後ふたりで軽く飲み、寒い中を自転車で帰った。

tuperatuperaさんの絵本のなかに「いちばんこわいものはなに?」という質問があった。わたしはその質問の答えについてずっと考えていて、家に帰ったときにわかったのは「虚無」だということだった。

穴だとか、虚無だとか、言い方は変わってもずっとわたしの中にある、空洞のようなもの。ときどきその部分が大きく開いて喰われそうになる。虚無に喰われるのがいちばんこわい。なにもかもに対して求める心がなくなり、そのうち死にたくなるからだ。その感覚は、ひどい疲れに似ている。

いつそんなふうに、虚無が口を開くかわからない。幸せだなと思った瞬間に、突然やってきたりする。だからわたしは、それがいちばんこわい。

いつかなくなる日が、逃げおおせたと思える日が、来るのかな。

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