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Category:SS(二次創作)

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記事一覧

[さめのうた SS] 引退するVtuberにお別れを告げに行く話

「やあ、こんばんは。…引退の話を聞いて来てくれたんだ。嬉しいな。ありがとう」 「…うん。…

余接
2年前
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[佐多ハルカ 夢?SS(女主)] 幻想邂逅

ハルカくんはやっぱりどこか変わった人だ、と、目の前の端正な顔を見つめながら思う。見つめら…

余接
2年前
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[さめのうた・夜宙ルク SS] さめくん、どうしよう

『さめくん、どうしよう』 さめのうたが電話に出て最初に聞いたのは異様に震えた幼馴染の声だ…

余接
2年前
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[姫咲真理愛・ナイトメア 夢SS] 薔薇の刻印

「引っ越すんだって?」 ほとんど人が残っていないのだろう、普段より静かな校内の、ひときわ…

余接
2年前
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[さめのうた・夜宙ルク 学パロSS] 薔薇の庭に迷い猫

雨乃(さめの)うたが「生徒会」の札を下げた教室の扉を開けた。お疲れ様です、と挨拶をして、…

余接
3年前
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[さめのうた・夜宙ルク 猫の日SS] 変身

ある朝、といってもすでに日は高く昇っていたが、夜宙ルクは衝撃を感じて目を覚ました。いつも…

余接
3年前
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[さめのうた・夜宙ルク SS] 特に理由はない異能力バトル

「ご主人様、準備はいいですか?」 さめのうたの召喚獣、もずが主人に声をかける。うたは魔法陣の中心で目を瞑って立っている。腰に下げた剣の柄に軽く左手を置き、右手は脱力して下げている。呼吸は静かで、乱れは見られない。 「まさかルクを斬ることになるとはね」 転送先は討伐対象の夜宙ルクが待ち構える宇宙船、"宙船"アストリアだ。馴染みの人物を斬ることに対する躊躇はうたの様子からは見て取れない。既に和解の道はないことは、うた本人が一番分かっていた。 「もずが着いていけたらよかったのですが

[さめルク SS] 流れ星ひとすじ

玄関の呼び鈴が鳴る。部屋の主、さめのうたがモニターを一瞥して開錠ボタンを押した。 しばら…

余接
3年前
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[ルクさめ SS] 10割の夜 (音声台本ver.)

この記事の音声台本化です。 ---------- うた「じゃあ、ルク、配信始めるね」 ルク「さめく…

余接
3年前
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[ルクさめ SS] 10割の夜

『やあみんな、こんばんは。さめのうたです。今日はルクと一緒にコラボ配信をします』 ルーム…

余接
3年前
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[姫咲真理愛 SS] メアちゃんにすこツーの使い方を教えてもらいました

「なあ、真理愛。この後ちょっと残れるか?」 私が部室を出ようとすると、私の愛するひとが声…

余接
3年前
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[さめメア SS] 月を砕いて、壊れぬように

 ガチャリ、と玄関の開く音がする。少しして、「ただいま」という低い声が聞こえてきた。  …

余接
3年前
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[さめのうた 看取りSS] 死への7日間

- 06 - 「こんにちは。はじめまして。この度立会人を務めます、さめのうたです。お医者様から…

余接
3年前
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[さめのうた SS] 仮装祭の夜に

夜の街の中心で、ボクは周りの人たちを何となく眺めていた。ボクの目に映る人々は、ハロウィンらしく皆普通でない装いで楽しそうに街中を歩いている。魔女にお化け、ゾンビにピエロ、吸血鬼にキャラクターのコスプレまで。かくいうボクも死神の装いで、形だけではあるけれどドンキで買った死神の鎌まで持って、友人の到着を待っている。周りの方がインパクトが強くて、ボクの格好は完全に周りに馴染んでいた。少し早めに着いてしまったけれど、待ちゆく人々の色とりどりの衣装を見るのは楽しい。 しばらく往来を眺