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加州、EV車を充電しないようドライバーに警告する「フレックス・アラート」を延長

カリフォルニア州では、電力逼迫し停電するなどのリスクを軽減しようと、「この時間帯はEV車の充電をしないよう」警告が出されているとのこと。 


同州当局は、日曜日の午後から夕方にかけて、EV車の充電を控えるなど、住民に節電を呼びかける「フレックス・アラート」を延長した。
 
猛暑の中、この警報は数日前から発令されている。
 
同州の電力網を管理するCalifornia Independent System Operator(ISO)は、午後4時から9時まで、州全体にフレックス・アラートを発令、住民は、サーモスタットを25.6℃以上に設定し、主要な電化製品の使用を避け、EV車の充電を控え、不要な照明を消すよう」呼びかけられている。
 
国立気象局によると、現在、州内で最も人口の多いロサンゼルスでは、日曜日に37.7℃の気温を記録している。一方、サクラメントをはじめとするセントラルバレーの地域は、月曜日と火曜日に45℃を記録する見通しだ。同じく人口の多いサンノゼでは、月曜日と火曜日に37.7℃を超える気温が予想されている。
 
近年、同州の送電網運営会社は、フレックス警告を発し、住民にEV車の充電を控えるよう呼びかける同様の声明を発表している。
 
同事業者は2021年7月中旬、午後4時から午後9時の間に同州民はEVなどの充電を控えるようツイッターに投稿した。
 

電気自動車の義務化

先週、同州ISOがEV車を対象としたフレックス・アラートを発行した。これに関係して、最近同州大気資源委員会が可決した「2035年までにガス自動車の新車販売を段階的に廃止し、EV車と一部のプラグインハイブリッドを優先する」という規制に対して、批判の声が上がっている。
 
自動車関連団体の中には、この新しい州レベルの義務付けを達成するのは非常に困難であると言う者もいる。また、最近のフレックス・アラートの発令は、EV車への移行が実現不可能であることを示唆しているとの批判もある。
 
同州のドライバーの中には、フレックス・アラートの連続する日々の中で、2035年の義務付けに疑問を投げかけた。

日本でも、停電の恐れがあるので、節電して欲しいという発表が出された。TV局などは、スタジオの照明を通常より落としていると言っている。

米国のカリフォルニア州は、電力の自由化が進み、以前から電気代の高騰、停電やサービスの停止などが言われていた。この州は、環境意識、woke意識が高く、EV化も率先して進めているようである。

日本と同じく、2035年以降の新車販売はEV車かそれ相当のものと発表している。しかし、現状を見ると、空想的構想、fake wokeのようにも感じる。日本は、こうなりたくはない。 



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