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アイオワ州知事、「COVID-19」緊急事態宣言の終了を発表

アイオワ州のキム・レイノルズ知事は、木曜日(2月3日)に、「同州のCOVID-19(武漢発新型コロナウィルス)緊急事態宣言を終了し、ワクチン接種と症例数のカウントのウェブサイトを閉鎖する」と発表した。

共和党のレイノルズ氏は声明で、「正式に制定された法律を停止し、COVID-19を公衆衛生上の緊急事態として無期限に扱い続けることはできない」と述べている。「2年も経てば、もはや実行不可能であり、必要性もない。インフルエンザや他の感染症は日常生活の一部であり、コロナウイルスも同様に管理することができる」と述べた。

レイノルズ知事はアイオワ州の公共緊急事態の最終延長に署名したが、2月15日の夜に終了させる予定であることを宣言した。初めて署名したのは、COVID-19のパンデミックの初期段階である2020年3月のことであった。

https://governor.iowa.gov/sites/default/files/documents/Public%20Health%20Proclamation%20-%202022.02.03.pdf?utm_medium=email&utm_source=govdelivery

緊急事態宣言の終了に伴い、coronavirus.iowa.govとvaccinate.iowa.govの2つのウェブサイトも、2月16日に廃止される予定。しかし、これらのウェブサイトに保存されていた情報は、オンラインや他の州・連邦政府機関を通じてアクセスできるようになるとのこと。

アイオワ州のケリー・ガルシア保健局長は、声明の中で「COVID-19の報告はこれまでと異なるものになるが、州保健局はこれまで通り、COVID-19やその他の公衆衛生データを毎日見直し・分析するので、アイオワ州民は安心して欲しい」と述べている。

ガルシア氏は地元メディアに対し、「アイオワ州の住民が自州のCOVID-19に関するデータを求めている場合は、連邦政府のウェブサイトを参照するように」と述べた。

レイノルズ氏の事務所によると、全米の約半数の州がすでに公衆衛生上の緊急事態宣言を打ち切っているという。さらにいくつかの州の宣言は、更新されなければ2月に失効する。

「半数以上の州がこれを縮小している」と彼女はCOVID-19の報道陣に語った。知事は数カ月前から、一般市民はCOVID-19を生活の一部として生活しなければならないと発言している。

2021年5月、レイノルズは記者団にこう語った。「これ以上COVID-19を恐れ続ける理由はない...我々は管理する方法を知っている」

彼女のオフィスによると、Test Iowa at Homeプログラムは今後も継続されるが、将来的には変更される可能性もあるとのこと。「検査の供給が増え、自己診断の選択肢が増えるにつれて、州はこのプログラムの必要性を再評価する」と発表した。

アイオワ州民主党は3日、レイノルズ氏の緊急事態終了の決定を批判した。「キム・レイノルズがパンデミックの終結を望んでいるからと言って、アイオワ州民にとってそれが終結したことにはならない」と州民主党は声明で述べたそうだ。「我々の医師、看護師、介護士はすでに手薄になっており、この無責任な決定は、悪い状況をさらに悪化させることになる」と述べた。

米国は、多くの州が緊急事態宣言を解除し、ウィルスの問題を生活の一部として捉えているようです。我が国の政府、官僚や政治家、医療専門家や財界などは、どのような展望を以て事に当たっているのでしょう?


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