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フワンテ軸サーナイトex&新環境解説 シティリーグ シーズン4(s5~sv2)

どうも、凱です!
今回は、シティリーグ シーズン4で使ったフワンテ軸のサーナイトexの解説をしていきます。
実際に調整で使用していた環境デッキのサンプルリストも載せていますので、新環境を一気に理解したい方にオススメの内容となっています。

■サーナイトの型について

まず、現在メジャーなサーナイトのデッキの型について触れていきます。
サーナイトexはメインでダメージを出す手段によって、大きく3つに分類出来ます。

・リバーサルエネルギー軸(純正)
・フワンテ軸
・ザシアンV軸

サーナイトのデッキにおいて、アタッカーの選択肢は幅広く、これらを自由に組み合わせることも可能です。
今シティリーグで勝っているのは、
リバーサルエネルギーと勇気のおまもり×フワンテのハイブリッドが主流となっています。

リバーサルエネルギー軸(純正)

補足
サーナイトがリバーサルエネルギーのおかげで、
・無傷の状態で150ダメージ(対ロストで有効)
・超5+リバーサルエネルギーで300(対VSTAR)
・超6+リバーサルエネルギーで330(対ex,VMAX)
リバーサルエネルギーのおかげで各対面でHP140のサーナイトを最適なアタッカーとして準備することのハードルが下がります。また、高火力を出すタイミングでサーナイトを使って攻撃するので、手札を増やす手段(キルリアの「リファイン」や自身の「アルカナシャイン」)を犠牲にしながら攻めるというデメリットも。

フワンテ軸

補足
・ダメージを出すハードルが低め(超のたねポケモン+ポケモンのどうぐ1枚+超エネルギー5枚)
・無視しづらいダメージを出せるフワンテがバトル場に出る。
→サーナイトラインを守りやすいため、手札を守ること≒再現性に繋がりやすい。
また、ツールジャマーやロストスイーパー等フワンテが攻撃した返しにこれらのカードを使用されると、サイド2-1交換をしたとしても、そのアドバンテージを帳消しにされる。

ザシアンV軸

補足
ザシアンVがワンパン要員でもあり、非ルール系(主に対ロスト)に対して序盤から攻撃していけるアタッカーとしても機能します。
自身の特性である「けんのほうこう」を1〜複数回宣言することで超エネルギーを盤面にプール出来ます。結果、トラッシュにエネルギーを落としやすくなります。
空の封印石を搭載することでギラティナVSTARやルギアVSTARに対して、有効なサイドプランを遂行しやすいのも魅力となります。

メジャーどころを挙げると上記のようになります。
現状、"ロストバレット"が増加傾向ということもあり、ザシアンVを採用するメリットや減少傾向だったミュウツーVUNION型が増える可能性も十分考えられます。
環境が流動的である以上、来週以降、サーナイトの最適な型は当然変化すると考えています。

■チャンピオンズフェスティバルの優位性

当然ここにも触れる必要があると思いました。

フワンテ型を選んだ理由

まず、フワンテ型を選んだ理由として、
①現状ミラーの中で最も勝ちやすいと判断した。
②手札を守れる点≒ゲームの再現性を評価した。

主にこの2点になります。

①現状ミラーの中で最も勝ちやすいと判断した。
(ベンチの)サーナイトexをワンパンしたい場合
→フワンテ,勇気のおまもり,チャンピオンズフェスティバル,トラッシュに超エネルギー×6, (ボスの指令)かつ場の6枠が埋まっている
と要求こそ高めなものの、相手のサーナイトexを2-1交換することが出来ます。
同条件(330ダメージ)だと、ザシアンVもサーナイトも超エネルギー9個分必要になります。
タイミングで言うと、ほぼ終盤となってきます。

ゲーム中盤にサーナイトexワンパンを目指せるのがフワンテ型の強みだと判断しました。

ただ、ミラーマッチにおいて、このようなゲーム展開が頻発するかと言われるとそうではないので、再現性も込みで特別有効かと言われると△です。
とはいえバトル場に出てきたHP〜330のポケモンをフワンテ(サイド1のポケモン)でワンパンする選択肢があるかないかというのは大きなポイントだと判断しました。

②手札を守れる点≒ゲームの再現性を評価した。
ワザを使うタイミングでサーナイトラインがバトル場に出るタイミングが少ない。
→キルリア,サーナイト「アルカナシャイン」が盤面から消えづらい
→手札の枚数が伸びやすい
よって、ゲーム後半まで再現性が担保されている状態を目指しやすいです。

チャンピオンズフェスティバルについて

次にチャンピオンズフェスティバルの優位性について

ポイントとしては2点
①スタジアムであるということ
②回復する効果


①スタジアムであるということ
サーナイトexがルールを持つポケモン×強力な特性を持つ
という点からも頂への雪道のことを考えてデッキを組む必要があります。
スタジアムを貼り替えるor壊すカードを現環境では少なくとも2〜3枚採用する必要があると考えています。
火力を出すためのカードかつスタジアム枠を兼ねているため、デッキの枠を節約しているといっても過言ではないです。
ボウルタウンもその意味では枠を節約出来る(ポケモンを出せるかつスタジアムとして)カードの1つとなります。

②回復する効果
6匹ポケモンが埋まっていると、自分のポケモン全員のHPを10回復出来ます。
・フワンテの最大火力を300→330に
・「ブレインウェーブ」のダメージ増強
・「ロストマイン」の確定数をズラす

実際問題、ボスの指令を使いながら、330ダメージを出す要求は高いので、現実的な範囲だと、サポートやリファインで手札を抱えながら、バトル場の〜HP330のポケモンをワンパンするぐらいが落とし所になりそうです。
特にゲーム後半にはポケモンの総数が足らないことも多くあるので、フワンテで330ダメージを狙うのは
・ポケモンの総数が足りる(場に6体)
・ナンジャモの干渉が甘いタイミング(自分のサイドが4〜6枚)

が理想的だと考えます。

回復する効果のカードとして、お互いの場のポケモン全員のHPを30回復するピクニックバスケットとの比較もすると、フワンテのダメージを上げることを目的とすると、1エネルギー分要求が重くなってしまう点やスタジアム枠とは別で1枠使う必要が出てきます。

チャンピオンズフェスティバルにしか担えない役割がある(代替が存在しない)という点からも、あまり良いカードだとは言えません。

とはいえ、先程の頁でも書いた通り、フワンテ型のサーナイトexが以降のメタゲームにフィットしているデッキかと言われるとそうは思いません。
おそらくシティリーグに出るタイミングが違えば、今回のサーナイトexとは別のデッキ選択をしているはずです。

長くなりましたが、
・タイミングは選ぶ&思っているより要求は高め
・フワンテ型のサーナイトex以外では基本的には不要
・フワンテ型のサーナイトexが以降の環境で通用しない可能性

などからも、絶対にチャンピオンズフェスティバルを入れる
→めちゃくちゃ勝率が上がるみたいなことはないです。
ただ、入手し難いカードによって構築の幅が左右される現状も良くは思っていません。

■環境予想

Tier表 Tierの目安としては、強さ×使用者数

ロストバレット,ディンルーを1つ上のTierに入ってもいいぐらいには増加傾向

無料部分をご覧いただきありがとうございました!

以降を有料とさせていただきます。

・新環境のサンプルリスト
・使用候補デッキ
・使用デッキの解説(採用カード,不採用カード)
・各対面での立ち回り
・当日の試合内容
・以降の環境の注目デッキ

を解説をしていきます。

■各アーキタイプの評価,サンプルリスト

新しいアーキタイプ含めたデッキを試していきました。
新しいプールでの相対的な立ち位置等を含めた各アーキタイプの評価に加え、サンプルリストを載せています。

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