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DAY 18. ラパス

1月22日(月)ウユニの朝


9時15分発のボリビアーナ航空でラパスへ帰る。
ウユニ行きの際は、ラパス空港で降りて、タクシーでバスターミナルまで移動し、遅延して出発した夜行バスに揺られて9〜10時間かけてウユニ塩湖を見に行ったが、帰りはあっさり飛行機で1時間でラパスへ着いた。途中ウユニ塩湖の上空を掠めて飛行していることが見てとれた。

ウユニの空港。市街地から車で10分。見渡す限り平原。

ラパス

定刻10時15分ラパス到着。
首都の空港であるが、さほど巨大な空港ではない。出口からタクシーに乗ってひとまずホテルに向かう。

ラパスはすり鉢状の都市であり、底に行けば行くほど栄えており、政治の中心はじめ、洒落た繁華街は底に固まっている。
さすが空港は底には作れず、すり鉢の上の、平坦な土地に建設されている。
空港のあるエルアルトという4,000メートルの標高から、タクシーは一気に400メートル下って行く。料金は80Bs(約1,600円)。20Bsチップ込みで100bs。円安込みで考えても、南アメリカの中でも格段に物価が安い。
30分ほどでホテルに到着した。11時過ぎだがチェックインさせてくれた。ありがたい。荷解きして1時間ほど横になった。

ラパスぶらり散歩 その1

ひと眠りして、昼飯も食うついでにぶらり散歩をする事にした。
ラパスは治安が悪いと言われているが、昼間歩く分には問題ないと踏んだ。
あと、すり鉢の上の方に、夜ひとりで行かなければ大丈夫だと確信した。ただ慢心は禁物。あくまでも緊張感を持って。

ホテルの前からGoogle mapで頭に入れておいたカマチョというメルカド(市場)に向かって歩き出した。

急な下り坂でリンゴでも落としたら、遥か底の方まで転がってしまいそうな勾配がつづく。いつもは使わない腿と脹脛の筋肉を酷使して歩く。

程なく道の両側にテントの露店が、道なりに九十九折りに繋がっている。
カエルの置物、金の鶏の置物、札束を模した置物。一切日用品や食べ物は置いていない。この通りの売り物の意味は帰って調べても、現時点では不明。
御酉様の様相か(何か信心が絡んでいそう)

この信心通りの先にフードコートがあったのでハンバーガーを注文。安全牌を選ぶ。30bs +ダイエットコーラ  お高めな料金設定

American Combo 30Bs

ミ・テレフェリコ

食べ終わって外へ出てみると、ロープウェイ。ミ・テレフェリコと言う乗り物の駅舎が見えた。
どの旅のガイドにもこのロープウェイのことは載っている。

放射状のラパスの重要な交通機関であり、すり鉢の都市の上下や水平移動を、このミ・テレフェリコが担っている。電車や、バスでは賄いきれない移動手段を空中を這わせる事によって、導線を確保する戦略である。
スイスのロープウェイの協力で設置されているらしい。チロルで乗ったゴンドラと同じで、スキー板を積んで乗り込んでもおかしくない。
駅全体や乗降場所も綺麗で、警備もしっかりしていて安全である。どこぞの遊園地のアトラクションより楽しめた。

回数券を買ってほぼ一周してきたのだ。窓口で路線図を要求したら、切らしてるとのこと。スマホで駅の路線図を撮影して、それを頼りに、休憩を入れながら、2時間ほどで一周してきた。

色別に路線が分かれている。

料金は一回3bs(約60円)。乗り換えは2Bs。15Bs分付いてくるICカードを買って、乗り継ぎ回ってみた。
すり鉢状の底から上へ。上では上同士で連絡しており、イメージはくもの巣状に路線が配線されている。ひとつのゴンドラで10人乗り。
ほとんど貸切状態でラパスの景色を独り占めだった。

ラパスの街の全景を見られるので、観光客にも人気だそうだ。
下の写真は、すり鉢の上の方の民家群であり、最貧層の地区である。政府が観光の為に(?)パステルカラーに塗装をしたと言う。

すり鉢の上の方の民家

ラパスの街の彼方にアンデス山脈の霊峰イリマニが見える。
標高6,439メートル。イリマニの向こうはアマゾン。手前がアンデスの高原。

ロープウェイからの霊峰イリマニ

乗り続けるも飽きはこない。ラパスの街並みや生活、周辺の山々の表情が堪能できる。ラパスにはあと2日滞在するので、もう一度ICカードにチャージして一周を試みるとする。夜景も絶品らしい。

広場で子供たちがサッカーをしていた。3,600mでのサッカー。順応とは言え、どんな肺をしているのだろうか。

街の全体把握終了し、美味いコーヒーをダブルサイズで頼んで、心も腹も落ち着いたのでホテルに向かう。

パンケーキも頼みました。チップ込みで50Bs コーヒー美味し!

ホテルまでの道のりは、地図上ではさほど遠くはないが、ずっと登り坂。しかも傾斜45℃はあろうかと言う難所(笑)
メキシコシティー、クスコ、ウユニと高地を点々としてきており、高山病にはやや耐性が出来ていると自覚していたが、登り坂は別物。息が切れる。5メートル歩いて深呼吸の繰り返し。18:30。やっとホテル到着。

今日はこのnote書き終えて休む事にする。


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