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DAY 19. ラパス part2 1月23日

ムリーリョ広場

ホテルから徒歩10分程のところに、ムリーリョ広場がある。
ラパス観光の定番でもあり、朝食の後出掛けて行った。

広場には国会議事堂や大統領官邸などの要所が固まっている。
とは言え、霞ヶ関近辺の官庁街とは趣は違う。広場を中心に建物が囲み、広場には物売りや、腰掛けて休んでる人、鳩に餌をやってる人で賑わっていた。

特に鳩の数は驚異的であり、2Bs(40円)で餌を売っているので、無数の鳩が群がっており、見た目、集合体恐怖症の人には近付けないほどの様相を呈している。

無数の鳩が群がるムリーリョ広場 左側が国会議事堂

国会議事堂の前では、議員と思われる男性がメデイアのインタビューを受けていた。メデイアは録音機やらをかざして一所懸命であったが、広場の一般市民は全く関心がない様子だったのが興味深かった。

議員のインタビュー風景

サンフランシスコ寺院

ムリーリョ広場から下ること10分程で、さらに大きな広場を持つサンフランシスコ寺院の前に出た。
マンウォッチングを兼ねて、椅子に腰掛けて小一時間休んだ。寺院は、ボリビアが植民地時代だった頃スペインによって建てられたものである。前の広場では、路上のパフォーマンスがあったり、様々な屋台で様々な飲食物が売られている。

サトウキビを、搾り機でその場で搾ったジュース
柑橘類をその場で皮を剥いて搾ってくれるジュース。

まだまだたくさんの種類の物が露店で売られており、お客も頻繁に購入して、食べ飲み歩いている。ちなみにコーンのアイスは40円。いずれも手頃な価格。

サンフランシスコ寺院の付近は細い坂道が入り組んでいる。人の流れに着いて行くと、10分ほど登って行くと両側に土産屋が連なっている通りに出た。

通りに装飾が施されている

リナレス通りというらしい。別名「魔女通り」と言い、ミイラとかも展示されている。リーズナブルな民芸品や楽器などが、一坪位の広さの店構えの店舗が数百メートル続く。

バス事情

ほとんどが坂道のラパスでは自転車はほとんど見かけない。
その代わり、小型のバスがひっきりなしに往来している。自家用車の台数を凌駕するくらいの台数が走っているのではないかと見える。
バスもボンネット型のミクロと言われる型と、ワンボックス型の8人乗り位のミニバスの2種類あり、正面に書いてある行き先を見てバス停らしき場所で、手を挙げて乗り、運転手に自分の行き先を伝え、伝えられた金額を前払いして乗る方式らしい。
観光客にはとてもじゃないがハードルが高い。

ミクロと言われるバス

歩き疲れたので、午後3時頃一旦坂道を登ってホテルに戻った。
戻った途端、大きな音を立てて雨が降り出し、30分ほど続いた。

ミ・テレフェリコからの夜景

6時過ぎ天候も回復したので、夜景を見に再び街に出かけた。
2日目になると、学習し、登りはしんどいが、下りはさほどでもない。自明の理。
ホテルから低い標高のモノレールの駅から乗って、ホテルより少し高いところにある駅で降りて帰る事にした。
まだ完全な日暮にはやや時間が早い。ゴンドラからの景色は、街の灯りは点灯始めているが、携帯のカメラではまだ映らない。

1月23日 19:09

すり鉢状の上に到着し、ロープウェイはラパスの一番高いところの淵を周る路線に乗り換えた。薄暮から色が濃くなって行く。
19:40過ぎやっと夜が街を覆ってきた。
ゴンドラは貸切とはならず、買い物帰りの主婦。男の子とお父さん。学校帰りの学生さん。それぞれが途中の駅で同乗するときに声をかけてくれる。なんと言っているかわからないが、お邪魔します的な言葉であることは間違いない。残念ながら、笑顔で返すしかない。

満月まであと4日の月も輝いていた

ウユニ塩湖での星々は、宇宙からの無言の輝きが自分の小ささを際立てて、降り注いでいたが、この街の輝きは、人々の愛も、哀しみも、憎しみも、人間の全ての感情を包み込んで光りを放っていると思うと、生きることの意味を少しだけ考える空中の時間となった。

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