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DAY 15. ウユニ塩湖

マチュピチュに次いで、いつかは訪れたいと思っていたウユニ塩湖。
その日の朝がやってきた。
ホテルの窓を開けると快晴。真っ青な空が目に飛び込んできた。幸先の良い予感。

ホテルの朝食をとり、10時30分に、ホテルから数分の待ち合わせ場所へ向かった。
強い日差しに備えて、帽子、日焼け止め、サングラスも持参し、抜かりない装備である。

待ち合わせ場所付近には、無数のツアー会社が固まって存在し、ツアー用のランドクルーザータイプの車が通りに何十台も停まっている。どんなメンバーが一緒になるのかは出発するまでわからない。
約束の時間をすこし過ぎて、名前が呼ばれた。ドライバーに先導されて車に向かう。

チームメンバーは5人。日本人の若い女性が2名。お二人はそれぞれひとり旅を続けて自立しているたまたま28歳の同じ歳の女性。そしてもう2人はフランス人の若いカップル、そして自分の計5人のツアーの始まりである。

ランクルに乗り込んで、早速出発。しばらく走り、長靴倉庫に立ち寄る。自分のサイズに合う長靴を自分で探して車に戻る。

さらに車はウユニの街を離れて、見渡す限りの平坦な荒野をひた走る。小一時間走るが、人家は全く見えない。突然、ガイドブックで見たことのある壊れた機関車の墓場が見えてきた。駐車場には無数の車とツアー客の群れで、ごった返している。
40分ほど写真撮影の休憩。お二人の女性と行動を共にさせてもらって写真撮影をしていたが、集合時間になって、自分たちのツアーの車が中々見つからない、フランス人カップルとも合流ししばらく一緒に探し回ってやっと見つかった。

機関車の墓場

次に向かったのは土産物屋が何十件も連なっている一帯があり、そこでも40分ほど停車。
にわかバックパッカーとしては、荷物を増やすわけにはゆかず、土産物は買わず、2Bsを支払ってトイレを使っただけ。

強制的に土産物屋に立ち寄るのは、日本の団体旅行と同じパターンであり、正直、心の中では早く塩田を見たいという気持ちが。

土産の定番は塩で出来た置き物

土産物屋を後に、さらにしばらく走ると、いよいよ乾いた塩田に入って行った、その先に、ポツンと塩のホテルが見えてきた。(今はホテルではなくデイユースとしてシャワーや休憩で使用されている。)塩でできた建物の中に、昼食会場があった。同じチームメンバーと、テーブルを囲む。
肉、ソーセージ、ポテト、ライス、野菜各自テーブル毎に盛られた料理を取り分けて食べる。

食事をしていると突然、屋根を叩きつける雨音。土産物屋に立ち寄っている頃から、東の空に真っ黒な雲が湧いてきており、稲光も放っているのが見えた。
頭上で雷鳴はなかったものの、大きな音を立てて30分ほど雨は降り続きサッと止んだ。その後、青空はどこかへ消えてしまっていた。

塩のホテルの食事会場

食事会場を後にし、車は雨上がりの塩の上をさらに奥へ進む。水はないが、永遠に見渡す限りの塩原が広がっていた。
頃合いを見てドライバーは停車をし、しばらくは撮影タイム。まだ湖ではない場所で、個々人の撮影と、参加者全員でのトリック撮影。背景が何もないと遠近感が麻痺して様々なトリックが可能なことが面白い。

トリック撮影(曇り空)

様々な道具を使い、ドライバーは寝転んで私たちに指示をし多くの写真を撮ってくれた。私たちのチームもその頃は一体感が出て来て和気藹々。
サングラスや帽子は必要なかった。

ひとしきり楽しんだ後さらに、車は移動し他の場所へ移動する。
車の轍が水を弾くようになって来た。いよいよ塩湖。塩の上に水が張った状態の上を走っている。程よい場所を選んでドライバーは車を停めた。
塩湖の降り立った。
くるぶし位までの水かさで、見渡す限り水が張られている。長靴で水を蹴ってみる。波紋が周りに広がる。憧れていたウユニ塩湖に立っている。

ただし、残念ながら、天の多くを雲が覆い日差しが無い。鈍いグレーが湖面に反射する。

思い思いにスマホで映像を収めた後、またドライバーが写真を撮る準備を始めてくれた。

塩湖でのトリック撮影

出来上がってみると面白い仕上がりになっている。晴れて雲が青空と雲が反射してないのは残念だけれど、いい思い出になった。

10時30分に出発して、この頃は既に19時過ぎ。あっという間の体験だった。
このツアーにはサンセットも含まれていたが、これも残念ながら体験することはできなかった。

出発したツアー会社に戻って来たのは20時00分、途中フランス人カップルは夜行バスで移動するらしく、バスターミナルで手を振って別れた。

締めて200Bs(約4,000円)貴重な経験だった。

今から7時間後、「星空とサンライズツアー」にも申し込んであるので仮眠して、またリベンジ

午前中の晴れてる頃の 喜びのジャンプ

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