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Step#480|七転八倒こそ人生の正しい姿勢なのだ。


33歳、すっぱり女優を引退し、
歯科医を目指す。

大学入試は1回、国家試験は3回落ちた。
93年に開業したとき47歳になっていた。

宝塚で心血を注いだ発生や滑舌は歯並びで変わる。
口の中に興味を持った。
でも、歯科医としては、口の中だけでなく、
患者の生活そのものにかかわりたいと願ってきた。

(中略)

大学の受験勉強は、毎日3時間。
体をひもで椅子にくくりつけて机に向かった。

国家試験に落ち続けたときは、
あまりの苦しさに駅のホームで
電車に吸い込まれそうになった。


大学院受験のために朝6時に起きて
英単語を覚えた。

「手に届かなそうなものを一生、
追い続けてしまうのかな」と笑う。

宝塚では、這いつくばってでも
舞台に上がった。

弱音を吐いたら次の役はなかった。
培った打たれ強さが後の人生を支えてくれた。

医学博士号を取った元タカラジェンヌの歯科医 桝谷多紀子さん(朝日新聞「ひと」2010/5/20)


よく天職が見つからないと言う人がいますが、
何か特別なものを探そうしている時点で
ダメだと思う。

まずは
「自分の内部の声に耳を澄ませよ」って言いたい。
そこから見えてくるよと。

そして見えてきたことに対して、
とことんバカになって入れ上げて欲しい。
別に仕事でなくてもいい、
異性でも、麻雀でも何でも。

人が入れ上げたものというのは、
生涯の中で必ず報われます。


その時は何かのためにやっていたわけでなくても、
一生懸命打ち込んだことで報われないものはない。

(中略)

だから何でもいい。
何かに入れ上げ、熱中して欲しい。

壁にぶつかっても、逃げずにもがき悩み抜け。
それがどれだけ大事なことかを
思い知る時は必ず訪れます。

幻冬舎社長 見城徹が語る 仕事力「『圧倒的努力』をしろ」朝日新聞(日付不明)


30歳前後に新聞を読んでいて
心に響いた記事を手元に
残していました。

困難にチャレンジしている人
バカになって入れ上げている人

こうした人たちに
今も昔も憧憬の念を抱いています。

時期は
ちょうど医学部受験に
取り組もうと決意した頃。

楽観と悲観を行き来しながら、
「後悔ない人生を」と決断し、
走り始めた頃です。

あの頃の自分に言ってあげたい。

「努力することに意味がある」は
ただの人生論。
結果が出なければ意味がないのだと。

そして、
夜な夜な新聞を切り取ったおかげで、
今日のnoteは引用が多めになったよとw

●今日の一歩
楽な努力では結果は決して出ない。
何度も七転八倒して、結果を出すのが、
仕事や人生に向かう正しい姿勢なのだ。


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