【副腎疲労】階段を登るのをやめてエレベーターを使ったら安心できた話し。疲れたら休もう。
「普通」を追い求めすぎて、心と体がチグハグになってしまった44歳、wellnessへの旅の記録です。
今回は、すごく疲れていた頃に、動かなくていいと自分を許して行動したら、気持ちも体も楽になった話しです。
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低血糖で副腎疲労が酷かった頃、私は常に疲れていてヘトヘトでした。
もし友達やパートナーが疲れていたら、どんな声をかけますか?
私だったら「大丈夫?休んだら?」と声をかけるし、本気でそう思います。
そう…他人には心配もできるし、労りの言葉もかけられるのに、自分に対してはそれができませんでした。
「運動不足だから疲れるんだ」
「怠け者だからこうなるんだ」
「もっと動けたらもっと働けるのに」
と、逆に自分を責める始末。
あの頃、私は家事と仕事と子どものことでいっぱいいっぱいで、その日をこなすことで精一杯でした。あれしなきゃこれしなきゃと常に気を張りめぐらせて頭も心も体もガチガチでした。
「もっと楽に動けるように体力をつけなきゃ。」
私にこびりついていたこの思い。
でもジムに行く気力も体力も時間もない、ウォーキングや走るのもいや、YouTubeのエクササイズ動画をやってみても続かない…
そんな中、私にできる唯一のことが、職場でエレベーターではなく階段を使うことでした。
これぐらいやらなきゃと、歯を食いしばって階段を上っていました。
同僚が当たり前のようにエレベーターを使う中、「私は運動不足だから階段使うね、フフ」と階段を使い、
「疲れないんですか〜?」と言われても「こうでもしないと体を動かさないから、へヘ」と階段へ。
正直、私もエレベーターを使いたいよーと心の中で叫んでいたし、何より自分にとって楽な選択ができる同僚がすごく羨ましかったです。
運動をする時間がないんだから、これぐらいしないと!という思いと、
エレベーターじゃなくて階段を使う自分偉い!こういう行動が後々差を生むんだよね〜、今に見てろ!という楽な行動が取れない悔し紛れの怒りのような感情もありました。
必死でした。
必死オーラも相当出ていたことでしょう…
そんな中、カイロプラクティックの施術中に出た先生の言葉「サボる」。
なんの会話だったのかは覚えていないのですが、ものすごく響いた言葉で、今でもはっきりと覚えています。
私はとても緊張しやすいです。
そして敏感に人の気持ちや空気などをキャッチしやすいです。
うまく事が進むように他人の分まで頑張ってしまうことが多々あります。
望まれていないのに、頑張りすぎてその後すごくすごく疲れてしまいます。
私は外に出ると、気を抜くことが苦手です。
先生からこの言葉を聞いて、「私、サボってないな。本当はもっといい加減でもいいのかもしれない」と思いました。
そして真っ先に思い浮かんだのが、階段ではなくエレベーターを使ってみよう、です。
笑い話のようですが、階段ではなくエレベーターを使うことに対して、最初はすごく勇気が必要でした。
「私、エレベーター使っちゃっていいのかな」「動かなくていいのかな」
妙にビクビクしちゃってました。
勇気を出してエレベーターに乗ったら、当たり前ですが、とても体が楽で、めちゃくちゃ安心しました。
と同時に、どうしてこんな簡単なことができなかったのだろうと、何とも言えない気持ちになりました。
それからは、無理せずエレベーターを使っています。
栄養の勉強をしていると、低血糖や副腎疲労には運動が大切だと出てきます。もちろん先生方が勧めているのは低血糖や副腎疲労の人にもできる優しい運動です。
それでも私はなかなか運動ができませんでした。運動ができないというより、気力がないという方が正しいです。
(運動はできなかったけれど、カイロプラクティックで教わった呼吸法などは家でやっていました。)
そんな私でしたが、栄養やカイロプラクティックをはじめて1年ぐらいで、じわじわと「運動しよう」という気持ちが湧き上がってきました。
気持ちが出てきたらそれに答えなきゃ!ということで、試しに15分ぐらいの筋トレをしてみましたが、最初は全然できませんでした。息ははぁはぁ、そして汗だく。でも汗をかいて体を動かすことがものすごく気持ち良かったのです。
そこから今日まで3か月、ほぼ毎日筋トレしています。
今は、最初の頃のトレーニングでは物足りなくなってきたので、少し負荷を上げています。
私は体の専門家ではないですが、経験上、体を整えていれば必ず運動できる日がきます。
だから、もしこれを読んでいる方が、体も心もものすごく疲れているなら、動くよりまずは休んでください。体力をつけるのは休んだ後で大丈夫です。
食事が作れないなら、お惣菜などを買ってきていいと思います。
とにかく休んで休んで、その後に少しずつできることから体を整えてみてください。
まずは力を抜くことからはじめてくださいね。
私もまだまだ練習中です。
一緒に頑張りましょう。
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