「花束の幸福論」、楽曲解釈

本記事は2019年11月27日に同作者によって別プラットフォームに投稿されたレポートです。


※これはあくまで個人による曲の解釈です。
他解釈拒否の方は読むことをお勧めしません
また素人の文ですのでその点もご了承ください。


それでは



最初に思ったのは 束縛 。


薔薇のトゲとかツルの描写が出てきてそれが君の体を「彩っていく」というフレーズが目に留まったから。これはあくまで 僕 視点であって、そこに 君 は関与しない。
君 はそれが トゲやツルであることを認識しているけど 痛ければ痛いほど生きてる感じがする。 と言って強がっているか、はたまた それを求めているのか。そのズレでどんどん傷ついてっていう感情線。恋締め付ける もそこに依拠してる。

ここで黒い薔薇の花言葉の1つを挙げる。
「あなたはあくまで私のもの」




薔薇が咲く。花だとか実が成長して大きくなることは一般的にはプラスのニュアンスで解釈される。実を結ぶ だとか 才能が開花するだとか。だからそういう意味で 左目にバラが咲くのは 僕 にとっての理想、の 君 なんだよって言っているようにも聞こえたり。

花は死んだ後も綺麗で羨ましい。
そういった 君 

言われてみればそれもそうだな 
と 何となく合わせる 僕

ここにあるのは考えのズレ、摩擦
花の終わりとはどこだろう
花が枯れる時だろうか
それとも朽ちて自然に淘汰される時だろうか

前者なら、花は生涯美しい
では、後者なら?
それを美しさと呼ぶのだろうか
そんなズレ

ヒトも同じ
でもヒトの終わりはきっと死ぬ時
だからここにはズレはなくて

死はかつて忌まわしいものでもあったなって
美しいかは置いておいて、
見られるのは 生き様 か 見た目 か
そんなところ

植物状態 って言葉もある。
でもこれはなんとなく、人が優位に扱われているような気がして違和感もあるのだけれど

花 鼻 華

枯れないように如雨露で水をやる
じょうろ って久しぶりに聞いたな、忘れてた
枯れるってなんだろう

死?
恋愛の終わり?

どちらにせよ 君 のために 愛情を注ぐ
愛情も水も 注ぎ注がれるものなのは素敵だね


今度は 僕 の右目に 黒い 薔薇が咲く
君 は左目だったはず
客観と主観なのかなった思ったけど
単に対称的にしてるのかも。笑


黒い薔薇は実は自然には存在しなくて、黒い水を吸わせてるのだとか
後天的に獲得した心や気持ちを吸ったのかな

役目は僕がやる
役目はまかせたよ

共に朽ちよう
ってプロポーズみたいに聞こえたのは内緒。


恋を土に植えて 水をやって 花が咲く
トゲやツルが巻きついて 縛られる
花も咲く。とても美しくて嬉しくなる
でもいずれ枯れる

恋する
相手に振り向いてほしい
ならばと愛を伝える、注ぐ、守る、維持する
知らないうちに傷もつく、癒える
だからこそ 幸福論 は実って
実は朽ちる

恋愛の摂理みたいなこと

まあでも、
解釈って沢山だね、ってそういうお話
ただそう思う私の、お話。


P.S
これが最初に感じたことです
あとから思ったのは
最初は恋愛してるんだけど、 君 が罹患して蝕まれる様と、薔薇、そして美しさが有限なことを混ぜこみご飯したのかなぁとも思えるよね。だから 僕 は 黒い薔薇を咲かせて 君 の闇を吸い取った、献身した。それが最後の役目

みたいな
感じでした。何となく前者だったらいいなって思いましたとさ、
メロディ明るいんだけどね、悲しさがすごく先行してきたんですよね

拙い文に時間割いて頂いてありがとうございます

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