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【カナダ】ニュースの屑籠 番外編 ある男性に片思い?したカナダグースの話

メジャーなニュースでないものの中に、やたらと生き物のニュースが多いカナダですが、またしても「カナダグース(カナダ雁、カナダ鴨)」が登場です。カナダ東部ニューブランズウイック州ハンプトン市の北約40キロの所に、ワシャデモーク湖という湖があり、ジョージ・パティソンさんがその湖畔に別荘(カテージ)を持っていました。

“恋は、まったく予想もしていなかったときに芽生える”といったようなセリフがあるらしいのですが、これこそまさにジョージさんに起きたことなのです。

先週後半のこと、ジョージさんが街の自宅から湖畔のカテージにやってきて、庭作業をしていたところ、湖の方から1羽のカナダグースがトコトコ歩いて近寄ってきたのです。どんどん自分の方に接近してくるので、ジョージさんは彼とグースの間に大きな熊手を立てて様子を見ることにしました。グースが人間をアタックすることがあるというのを思い出したのかも知れません。グースは熊手などお構いなしにジョージさんに近づき、彼の行く先々について回ってきたのです。彼はコテージの中にいた奥さんのリサさんに電話し、このやたらに人懐こいグースのことを伝えたのです。

リサさんも興味を覚えて外に出てグースに近づいてみました。面白いことに彼らが「Goosey Lucy(グーシー・ルーシー)」と名付けたグースは、リサさんの方には目を向けようとせず、ジョージさんの方にばかりラブラブ視線を送っていたというのです。

その日、ルーシーはジョージさんの後をいつも追いかけ、彼がデッキの備品の組み立て作業をしていた時には、その部品の上に乗って彼の作業ぶりを見たり、彼が家の中に入るたびにドアの外で鳴き声を上げたりしていました。
二人でルーシーを湖の方に誘導したり、実際、湖岸でルーシーがほかのグースと一緒になっているのを見かけましたが、結局、ルーシーは夫妻のカテージに戻ってきてしまうのです。

カナダグースは通常、ヘッダーの写真のようにペア(カップル)で生活しています。ジョージさんは「ひょっとしてルーシーは何かの理由で相方がいなくなり、その代わりとして私にモーションをかけてきたのかも。。。」と言ってニコッと笑い、「でも、それだったら相手を間違えたね。だって私は30年も結婚していて、7人もの子供たちがいるんだから」と言いました。

二人は後片付けをしてルーシーに気づかれないようにそーっと車に乗り込み、街の自宅に向かって走り出しました。そうしたらルーシーは車の後を追いかけてきたそうです。リサさんはルーシーが湖に向かっていくことを願い、ジョージさんはひそかにルーシーが空を飛んで車を追いかけ、自宅まで来てくれることを願ったそうです。

翌日、ジョージさんはカテージに戻りました。内心、「もしかしたら、ルーシーが私を待っているかも。。。」とひそかに期待していましたが、ルーシーはいませんでした。

以下のURLをクリックすると記事全文と動画、写真を見ることができます。

https://www.cbc.ca/news/canada/new-brunswick/canada-goose-pet-nature-1.5995946

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