右には 赤い畑
左には 黄色い田んぼ
その間の長い道を ずうっと
まっすぐに バスが走っていきます

宙に浮いた箱の中には お花畑があって
端の方にむかって 盛り上がっていました
その丘のてっぺんに 静かなお顔がみえたので
僕は小さな吐息を 手向けてあげました

バスから見える しましま模様の絨毯
今日 ママのママのとと様は
あの丘のひとつに 還っていったんだって
ありがとう さようなら またね

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