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何をもって年をまたぐ?大晦日だから原点回帰

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大晦日ですね。
大晦日になると、1年の総括をしながら色々思います。

はじめてモデル撮影の仕事をもらったのは、6年前。
お台場で屋外の撮影でした。

仕事をもらった先輩から現場で言われた言葉は、

「お前はなんでもかんでもストロボ使わないと写真が撮れないのか?」と。

その日は先輩の指示通り、自然光での撮影を余儀なくされ、
うまく撮れずに逃げたくて仕方なかったのを今でも覚えています。

その後1年間は、しばらくストロボなしで
ポートレートを撮りまくっていました。

次の年には
「お前はストロボを使った、綺麗な写真は撮れないのか?」と言われて、

また1年間、綺麗な明るい人物写真を撮りまくってました。

その次の年には
「お前に暗い写真は撮れないものか・・・」と言われ、

その年は、ずっと暗い写真を撮りまくりました。

毎年、何かしら先輩からお題を出され、
それをクリアーしようと必死で走り続けた気がします。
そんな自分に仕事を投げ続けてくれた先輩に毎年感謝でした。

そうして数年間が経つ間に、写真はレンズも大事だけれども、
光こそ全てだとわかるようになりました。

特に人物撮影なんかそうです。

こうして育ててもらった恩を決して忘れないように。
いつまでも謙虚で向上心を忘れず、素直に一生勉強のつもりで
写真の仕事はしていきたいと思います。
いま思えば、本当にありがたい偉大な先輩だと感謝しています。

今では自分で仕事を頂くことができ、さらに今年は個人的な作品を作る環境や作品を共に作ってくれるモデルさんにも出会うことができるようになって。

すべては、あの瞬間、逃げなかったから今があると思ってます。

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その先輩、いまでは某TV局のお偉いさんになってますが、
先日、忘年会に呼んでいただき、しばらくぶりに赤坂でお会いしました。

いまだ毒舌ぶりは健在でwお元気でした。

今回は先輩から写真への宿題も出ることもなく、近況を労って下さり、
自分も少しは前進できたのかなと感じることができました。

いくつになっても、リスペクトできる先輩がいる、言うべきことを言ってくれる人がいる、ちゃんと向き合って話を聞いてくれる人がいるということが自分の人生の宝だと思いますし、自分ももっと成長してそういう人間でありたいと思ってます。

大晦日、自分の原点を振り返り、新たな年に進む日。

まもなく2020年。皆さん良いお年を。
2020年もよろしくお願い致します。



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