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Ultima Online 回顧録その1

Ultima Online
もはや当たり前のようにオンラインゲーム+付随するコミュニティといったものが根付いている現在ではあるが、なんとなく自分がオンラインゲームにどっぷり沼ったキッカケ、および、ゲームでの「生活」を語ってみる回にしてみる

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『ウルティマ オンライン』(Ultima Online 通称:UO)は多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム。ネットワークRPGの始祖の一つと言われる。(出典:Wikipedia

キッカケ
自分がこのゲームを知ったのは、大学生活を謳歌し、気ままに遊んでいる時代の真っただ中の大学2年生の時。
「Ultima Online: Third Dawn(第三の夜明け 通称:TD)(2001年3月発売)」が発売されて少しあとぐらいだろうか。
大学の休み時間中、ノートパソコンで何やら面白そうなゲームをやってる同級生がいたので、思い切って「それなに?」って声かけてみて知った。

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画像は2D版。TDは3Dモデルでリニューアルされたビジュアルにも変えることができる。
自分は、3Dがなじめず、2Dクライアントでプレイ。

UOでは何ができるの?
UOでは何ができるのか、プレイ中の同級生から情報をまず聞いてみた。
ざっとあげると、以下である。
・探検
・戦闘(モンスター狩り、プレイヤー戦闘)
・狩り
・制作
・ギルド遊び
・派閥戦闘
・ハウジング
・ショップ運営
当時は、大人数でリアルタイムに交流しながら、ここまでできるのか?と、聞いて感動したものである。
これはもうやるっきゃ騎士(ナイト)ってね。
必要なものは、パソコン(所有)、ネット回線(※自宅ではちょうどADSLを導入、学校でも規制ゆるいのでできた)、ソフト、あとは月額課金とな。
大学生だし、バイトもしてたので、導入ハードルは特になかった故、いっきに自分のUO生活が始まったのである。

なお、自慢だけど、1,2年でとるべき単位を1年目に山盛りで詰め込んで取得しており、バイトか遊ぶかしかなかった(※当時は付き合ってた相手もいなかったしな!)ため、暇な時間を確保できていたので、最初からフルスロットルで開始。

そんなこんなで始まったUOライフ

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アカウント作ってログイン。
物悲しい音楽が流れているのである。

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サーバー(シャード/鯖)もわかれており、同級生もプレイしてるというASUKAを選択。
さあ、期待に胸がドキムネしかしないUO生活、開始なのである。

やることなすことすべてがプレイヤーの自由がウリのUO、もはや何をしようかって迷いまくりのため、UOライフの先輩である同級生から教わりながら、一人で黙々とプレイを始めた。
同級生はギルドをすでに持っており、ギルドに誘われはしたものの、こじらせヲタクな俺は、一人でゼロからすべてを開拓する道を選んだ。
とりあえず、ステータスとスキルを雑に上げながら、狩りして金を稼ぎますかね・・・と。

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ブリタニアの世界
上記は、第3世界以降前からある、基本となるブリタニアの世界図。
まずはブリテインという、一番大きな中心地での活動を行うことにした。

UOでのお金稼ぎその1
自分のRPGでのプレイスタイルは、とりあえずレベルを上げてから雑魚狩りするわってタイプなのだが、UOはスキルポイントやステータスの上限が決まっており、そのポイントを育成で調整するタイプで、レベルなんてなかった。
そのため、いったん適当に戦闘系を育てようと、その辺の野生動物やらを倒しては皮を剥いでは売る...みたいなプレイが何日か続いた。
他プレイヤーがいるのはわかるが、たむろって会話したりしているのを横目で見ながら、ひたすらに狩りと銀行を往復。
※銀行では、お金や物を預けられる。利用するには銀行そばで"bank"と叫ぶ。余談だが、買うときは商人(NPC)そばで"vender buy"。

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銀行は、建物に近いところであれば利用できるため、銀行の壁に上記のようにめり込んでいるプレイヤーがたくさんいる。
ブリテインの場合は、屋上が平らになっていて、そこでひたすら井戸端会議している人などでにぎわったりも。

UOでのお金稼ぎその2

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UOでは、町の中にいるNPCがクエストをもっており、お使い的なものから、NPCの目的地までの護衛といったものが存在している。
達成することで、小銭を稼ぐことができる。
たとえば、目的地までの護衛であれば、現場までどんな手段でも連れて行けば達成できる。

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それにしても、黙々と狩りやスキル上げ、クエストを一人でクリアしていく日々である。

俺はいったい何をしているんだ

答:オンラインゲーム のはず。
ステータスが上限までいったし、他人と会話するべき時がきたのではないかと思いたち、暇そうなベテランぽい人に話しかけることを決意。
UOはプレイ間もないとき、「ヤングプレイヤー」という扱いになっており、名前の後ろに(young)とついているため、ベテラン勢が基本的にやさしくしてくれるとの情報は同級生からもらっていた。

初めての他人
UOの中心都市であるブリテインを拠点としており、人がとても多い。
とはいえ、話しかけるにしろ、何を話すべきかと思い、「どなたか馬の取り方教えてくださいませんか?」と、人の多いところで叫んでみた。
マジで馬ほしかった。

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これが馬。乗れるし早い。でもこの時点ではペット化スキルがないのでペットにできなかった。
そんな俺に、レイコさん(仮名)が「いいよ~^^」と近寄ってきてくれ、UOでの最初の見知らぬ他人とのコミュニケーション第一歩が始まったのである。

ということで、こんな感じで、俺のオンラインゲーム沼が始まったという紹介をしていこうと思う。

オマケ】UO事件簿 ~王が消えた日と王不在の世界~
2000年5月、 Ultima シリーズの原作者であり、UO の創始者でもある「リチャード・ギャリオット氏」が、当時のUO開発だったオリジンを退社した。
R・ギャリオット氏は、「ロードブリティッシュ」と呼ばれており、「ブラックソーン」とともに、プレイヤー達の前に降り立ち、イベントを行ったりしていた。
自分はブリ王が消えてしまった後にUOを開始したため、数々のブリ王ネタを古参から聞いては、羨ましがったものだ。

ブリ王が消え、UOの運営体制が大きく変わることで、それまでは運営に協力するボランティアプレイヤー(カウンセラーコンパニオン)といった、初心者をお助けする役割を持つ人も最終的には消えてしまった。
俺にUOを紹介してくれた同級生も、「コンパニオン」をやっており、初心者支援を活発に行っていたとのことである。
ただまあ、そんな初心者支援で誘ったプレイヤーが元で、あんなことになるなんて・・・(その6で紹介)

関連:[GDC 2018]王の死を以って,ゲームはプレイヤーのものになった。(4gamer)

続きはこちら。(2020/9/10にかいた)

Ultima Online 回顧録その2
レッツコミュニケーション!

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