Ultima Online回顧録、前回（その１はこちら）の続き！

そんな俺に、レイコさん（仮名）が「いいよ～＾＾」と近寄ってきてくれ、UOでの最初の見知らぬ他人とのコミュニケーション第一歩が始まったのである。

で終わった前回、じゃあ俺の1stコミュニケーションはいかがだったかというと・・・

馬をゲッツ
細かいことは端折るけど、レイコさんはテイマー（動物をペットにできる）スキルがグランドマスター（略称GM)であり、ペットにできる動物やモンスター、なんでもテイム（調教）できるベテランプレイヤーだったのである。

テイム中の様子がこちら。
ひたすら野生動物を口説く。

ペットにできると、名前が緑になり、名付けたり、各種命令の実行が可能になる。
また、ペットは、預ける厩舎もあり、預け入れも可能となっている。

さて、レイカさんはさくっとその辺の野生馬をテイムし、俺は晴れて馬をペットとして手に入れることができたのだ。
ペット入手ついでに、young（新人プレイヤー）であることをダシに、レイコさんと少し会話をしたり等・・・グフフ

話を聞くに、かなり初期からのプレイヤーで、自分が始めるちょっと前に、フェルッカとトランメルといった裏世界（過去のUOに近いルール）と、表世界（PKのない平和？なルール）と分かれたのだが、分かれる前から、なんなら海外鯖でやってたというベテランもベテランということがわかった。

フェルッカとトランメル
UOの世界には、表のトランメルと裏のフェルッカというのがあり、ムーンゲートで行き来可能となっている。
世界地図としては、ほぼ一緒なんだが、フェルッカは殺伐としてる感じで、木が枯れていたりと、あやしい感じになっている。

１枚目がトランメル、２枚目がフェルッカの様子
画像はパラリシャンから

フェルッカ（合意なき戦闘ができるワールド）
フェルッカを旅するならば、そこは異なるルールの世界であるということを忘れてはなりません。フェルッカは「プレイヤーによる法」のスリルに興味を持つプレイヤーのために意図された世界です。そこではプレイヤー対プレイヤーのあらゆる戦闘が可能であり、それに加えて派閥のような「オプションの」システムがあるだけなのです。
フェルッカでプレイするプレイヤーは自分達自身の好む形式で自分達の正義を貫くことを好みます。例えば、もし誰かがフェルッカであなたにモンスターを押し付けたとしたら、あなたは彼らにモンスターを押し付け返すなり、殺すなりといった手段をとることができます。

----戦闘もそうだが、窃盗も可能で、銀行でカバンあさってると、隠れたプレイヤーがいつのまにか隣におり、カバンの中身を物色して盗んでいくとかもよくあった。----

いやはや、恐ろしい世界もあったもんだ。平和でよかったーなどと思ったものである。（※将来的に自分はフェルッカメインで動くPKになったのは別の話）

そんなわけで、UO世界に足を踏み入れたばかりの自分を、今後も手助けしてくれるというありがたいお言葉をもらい、当時のUOでトレンドになっていたコミュニケーションツールであるICQにて連絡先を交換することとなった。

ICQはこんな感じ。
メッセージをオフラインでも送りあえるし、連絡先交換してなくてもメッセージを送れるため、UO内アイテムを取引する掲示板でよくQ番号交換からの取引といった形で使われていた。

ICQを交換し、テストメッセージを送りあい、以降のコミュニケーション手段ができたUO知り合いが爆誕したのである。
とはいえ、ベテランに頼りすぎるのもよくないという、いつものこじらせヲタクな俺故、適度に質問したり、また馬とってもらったりっていうゆるい付き合いが軽く続いた。

モンスター討伐報酬

UOでは、動物もモンスターも、倒すと死体が一定時間残り、ダブルクリックすることで、戦利品を漁ることができる（※ルートする、という）
動物と違って、モンスターはお金が結構な確率で入っており、良い収入源なので、ダンジョンなどで一定時間倒してはルートし、金を稼ぐといったものが戦闘職の主な収入源となるのである。

ちなみに、このレイコさん、トランメルブリテインにある宿屋だったかの屋上が気に入っているようで、ちょいちょいゲーム内でも見かけては、現状報告はしていた。
※画像はパラリシャンから

・・・このレイコさんとの付き合いが「軽く続いた」程度で終わってしまった（※とはいえ１，２か月ぐらいは続いた）のは、別に俺と仲たがいしたとか、トラブったというわけでもなく、単にレイカさんが「UO引退」してしまっただけなんだよね・・・

この先のUO生活でも、出会いと別れの繰り返しがプレイ中は定期的に発生していたが、それもまたオンラインゲームの楽しみの一つなのではなかろうか？ってことで！

次回はレイコさんや、結局少し頼った同級生のサポートもあり、ダンジョン探索での効率的なスキル上げや金稼ぎが軌道にのっていった俺がとった行動の話にしよう。なんとｗそれは「居候（ヒモ）」なのである。ええー？

【オマケ】UO事件簿　～レッドローブ投獄事件～
日本鯖がダウンしている時に日本人が群れを成して他のシャードへ行くという慣例が一部の人々であった。
その際に、レッドローブ（赤ローブ）を着用しているという、そんな流れ。
それがある時、2001年12月頃、韓国鯖である Arirang鯖でレッドローブ集団がArirang鯖のGMに大量に投獄されるという事件が起きた。
あんまり当時は、一部諸国の反日感情とか話題になっていなかったため、意識せず、どこの鯖でも暴れていたところ、急な処罰に一時界隈は騒然となっていた。
まー、集団で迷惑行為みたいなお祭りをやってたので（※当時の2chの雰囲気はUOに限らずそういう感じだったし）、今思えば仕方ないかなと思うけども。

画像参照元：赤い服着てデモ活動と聞くと

回顧録その3
居候（ヒモ）と仲間たち

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