吉田拓真

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“黒アメをえらび続けた”幼稚園の時のぼくとおばあちゃん。

家から幼稚園までに続く長い道。 僕はおばあちゃんと2人でよく、手を繋いで通っていた。 幼稚園までの距離は1キロ弱はあり、 今思うと園児ながら毎日よく通っていたと思う。 そんな僕とおぼあちゃんの楽しみは、 朝の出発の直前、みんなでご飯をたべる机の上に置いてある、プラスチックの箱に入った、 沢山の黒あめか、レモンスカッシュの飴のどちらかを選び、なめながら家を出ることだった。 おばあちゃんはいつも黒飴を選んで口に入れていて、 正直にいえば、僕はレモンスカッシュの飴の方が

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