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触れてみよう「農」の世界、越前カンタケ栽培記録②~菌床伏せこみ編~

前回突如始まった福井県のブランドきのこ、「越前カンタケ」の栽培記録。
今日は菌床を土に植える作業、伏せこみの様子です。
始まるに至った経緯は栽培記録①をご覧ください。

やはり最初はマニュアル通りに

伏せこみといってもやることは非常に簡単です。
菌床をプランターに入れて、土に埋めるだけ。ただそれだけです。
福井県のブランドきのこというだけあって福井県のHPにちゃんとマニュアルが載っていました。

伏せこみの様子 オリジナリティは出さずマニュアルに従います。

プランターに新聞紙を敷き、その上に鹿沼土、もしくは赤玉土を3cmほど入れます。
袋から取り出した菌床をその上に置き、菌床の周り土で覆います。

14ℓのプランターを買ったのですが、ちょっとだけ菌床が窮屈な感じになってしまい、土があまり入りませんでした。
少し大きめのプランターがいい感じです。

土の上に3cmほど菌床が出ているようにしておきます。
これでプランター1つ完成です。
土によって生育に影響があるのかなと思い、いくつかは土を変えてこれを10個(菌床20個分)作ります。

鹿沼土と赤玉土の2種類でセット 土で生育は変わるのでしょうか。

結局土は保水のために必要なようですね。
確かにプランターでの露地栽培だとどうしても乾燥してしまうのでその対策なのでしょう。
もっと大規模に栽培している農家さんはハウスの中にビニールに巻いたままの菌床を地面に並べて栽培しているとのことで、栽培方法には研究が必要です。

伏せこみが完了したらたっぷりと水をあげます。

毎朝じょうろで水やりをしています。

きのこは直射日光と雨が苦手とのことでカーポートに設置し、日よけの寒冷紗をかけてみました。
しかし、思ったよりも明るいし、風が通るので乾燥しそう。
設置になかなか工夫が必要です。

薄暗い場所が好きなきのこ。時間によって太陽が当たるところは避けたい。

最終的に工場北側の軒下に設置することにしました。
寒冷紗では明るすぎるのではないかと思い、除草シートを使って日よけをつけました。
この状態で様子を見ることにします。

除草シートなら十分に暗さを確保できそうです。

設置から約20日が経過 きのこはどうなったのか

早いもので伏せこみから20日ほど経過しました。
その間、毎朝水やりをおこなっています。

「あんまり変化ないなー」と思っていたつい先日のこと・・・

最初はホコリかと思いましたが、よく見ると形は小さいきのこです。

あ!!
ついに出ました!
2つのプランターの菌床から小さいきのこがもこもこと生えてきています!
まだ食べるには程遠い大きさですが、ちょっとした感動です。

生えてきたきのこは一体どう大きくなるのでしょうか?
ちゃんと収穫までできるのでしょうか?
他の菌床からもきのこは生えてくるのでしょうか?

次回もきのこの「今」を追いかけます。
どうぞよろしくお願いします。

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