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「拡散力」と「統一感」そして「アイドル型」と「写真家型」

2−1 拡散力

Instagramの各アカウントには「拡散力」(勝手に命名)が設定されている。
この拡散力は投稿を重ねていく上で鍛えられ、強くなっていく。現在私のアカウントでは一つの投稿に大体5000のいいねが付くが、アカウントを作ったばかりの人が私と同じ写真を投稿してもいいねはほとんど付かないはず。これはアカウントの拡散力が違うため。
拡散力の鍛え方は至ってシンプルで、Instagramのガイドラインに触れない投稿(人を傷つけるような投稿、性的な投稿、スパムのような投稿等)を長期間繰り返すことで鍛えることができる。

6月29日の投稿は7181いいね。そのうちフォロワーからのいいねは1392(少ない😭)フォロワー外からのいいねは5820。もしもこの日投稿した写真を、アカウントを作ったばかりの人が投稿してもフォロワー外のユーザーから5800いいねつく可能性はかなり低い。アカウントが持つ拡散力が違うため。

2−2 統一感を出すべき理由

アカウントの成長にはフォロワー外への拡散が必須であり、拡散力を鍛える必要がある。しかし、この拡散力はアカウント全体に宿るものではなく、多くの場合でアカウント内のジャンルに宿るため投稿内容の統一感(ジャンルを絞る)が必要になるのである。
具体例として、夕焼けをメインに投稿している私のアカウントでは「夕焼け・海」ジャンルの拡散力はとても強い。一方で「夕焼け・海」以外のジャンルの拡散力はほぼないため、ジャンルの異なるポートレート写真等を投稿しても全くリーチ(その投稿を見た人の数)せずいいねも付かない。
あまり異なるジャンルの投稿はしないため正確な数字ではないものの、私のアカウントの場合「夕焼け・海」以外の写真のリーチ数は普段の20%程度になってしまう。「普段と違うジャンルの投稿」でリーチ数を上げることはとても難しいため、ジャンルは一つか二つに絞りその分野の拡散力を鍛えてくことがアカウント成長の一番の近道になる。

去年投稿した人物+海の写真。海単体の写真であれば2000〜3000いいね付いていた状況でも、普段撮らない「人物」メインに入ったことにより、「いつもと違う写真」とアルゴリズムに判定され全くリーチしなかった。水の呼吸拾壱ノ型「凪」みたいでよく撮れたと思ったけど・・・。

私のアカウントで夕焼け・海以外の写真で伸びることが絶対ないかと言うそうでもなく、大きなジャンルが同じで季節感がある写真は夕焼けと同じ拡散力が適用されることもある。
春に投稿する桜の写真や、秋に投稿する紅葉の写真などは夕焼けと変わらない程多くの人にリーチすることがあり、これはユーザーの多くが「見たい」と感じる需要の高さに加え、「風景写真」という大きなジャンルが普段と同じためである。
普段と同じくらいリーチすることがあると言うだけで、異なるジャンルの写真は基本的にはあまりリーチしないため、統一感を意識することはとても重要。

この写真は多くの人にリーチしたものの、前後の紅葉写真は普段の20%程度のリーチ数。
ジャンルを絞って拡散力を鍛えると言うことは、鬼滅の刃で例えると一つの呼吸法を鍛える様な事。
水の呼吸を極めても風の呼吸は使えないので、義勇さんが風の呼吸で戦っても多分そんなに強くないのと同じ。私の推しは宇髄さん。

2−3 「アイドル型」と「写真家型」

規模の大きなアカウントは「アイドル型」と「写真家型」(勝手に命名)の二種類に分けられる。写真家型のアカウントは投稿されている「写真(動画)」に価値があるタイプで多くのアカウントは写真家型と言える。
一方「アイドル型」のアカウントは投稿されている内容以上に運営している「人物」に価値があるとされるアカウントのこと。インフルエンサーや著名人のアカウントがこれに該当し統一感がなくても、質がそれほど高い写真でなくとも凄まじい人数にリーチする。
アカウントの規模が大きなるにつれ、ゴーストフォロワー(自身をフォローしているだけで投稿を見ることもいいね・コメントをすることもないフォロワー)は確実に増えていく。私のアカウントの場合、68000人いるフォロワーの中で毎日投稿にいいねをしてくれる神の如きフォロワーは1,000程、週2〜3回いいねをしてくれるフォロワーが10,000人程、他はほとんど私の投稿に反応しないフォロワーで構成される。
「アイドル型」のアカウントに今まで書いてきた拡散力の話が適用されないかというと、しっかり適用されている。しかし拡散力はあくまでフォロワー外への拡散の話であり、フォロワーに対しては特に意味がない。Instagramの拡散力以上に人物が影響力を持つ場合、私のアカウントでは1.5%程度の神フォロワーの割合がかなり大きくなる。そのようなアカウントでは普段と異なるジャンルだろうが、統一感のない投稿だろうが多くのリーチ数を安定して叩き出すことが可能になる。
「アイドル型」のアカウントは適性が求められ、誰もがなれる訳ではない。自身がどちらのタイプなのか考え、「写真家型」のアカウントなら統一感を大事にアカウントを育てていこう。

6月24日の投稿。フォロワーへ6000リーチ、フォロワー外へ122000リーチで圧倒的にフォロワー外へのリーチが多い。アイドル型のアカウントは固定ファンの割合が高いため、このような極端な形にはならないことが多い。アイドル型のアカウントで統一感を出せたらそれが最強の形。日の呼吸。

2−4 写真家型はストーリーズを活用しよう

写真家型のアカウントの場合、写真が好きだからフォローされているのであり、必ずしも中の人が好きな訳ではないため、フォロワーとは少し距離がある。固定ファンになってもらうためにはフォロワーとの距離を埋める必要があるが、自身の鍛えているジャンルで親近感を覚える様な投稿を行うことが難しいこともある(夕焼けと海で親近感を出すのは難しい)。
そのため、普段の投稿では難しい日常生活での出来事などは24時間限定で表示されるストーリーズを使っていくと効果的。投稿する写真・動画で入口を作り、ストーリーズで奥に引き込んでいく形が写真家型のアカウントには求められる。

ストーリーを使ってフォロワーに話しかけよう!

まとめ

拡散力はアカウントの各ジャンルに宿る。ジャンルを絞って拡散力を鍛える!
写真家型のアカウントには統一感が求められる!
ストーリーズでフォロワーさんとの距離を縮めてコアなファンを獲得しよう!
質問があればDMしてね。

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