【むかしむかし発行していたメルマガの記事から】　
柴犬がいかにコロッケを愛しているか、というお話。やっぱり肉屋さんで揚げたてを買って、歩きながら、ハフハフ食べるのが最高な気がする。50歳過ぎても変わらないな、、、。

「落としても食える、ような気がする」　
by　吉田柴犬（当誌編集長）

　柴犬が子犬の頃、一日の小遣いは１０円でした。当たり付きのヨーグルト、名糖ホームランバー、串カステラ、など買いたいものはたくさんありましたが、その中でも悩ましい選択肢は、肉屋で買う揚げたてのコロッケか、それとも肉団子か、というものでした。その肉屋さんはコロッケは１０円、肉団子（甘酢）は２個で１０円でした。迷った末、ほとんどの場合、柴犬はコロッケを選んだような気がします。新聞紙を切った紙に包んでもらったコロッケは、衣がピッとして、まだシュウシュウ音を立てていそうなほど熱々です。それをハフハフいいながら食べるのが、柴犬５歳の頃の一番の思い出です。

　それ以来、肉屋の前を通るとコロッケを買わずにはいられない体になってしまいました。柴犬も猫助顧問と同じくイモのコロッケがベストワンです。かにクリームコロッケ？　チッチッ、あんなものはコロッケとはいいません。肉がほんの少しだけ入った男爵いものコロッケ、ラードの香りがぷーんとして、あー、たまんねー。

　さて、浜松でどこがコロッケが美味しいか、、、。柴犬もあまり知らないのです、これが、、、。柴犬の好みは、佐鳴台の肉屋さん、肉のくわばらの一番安い普通のコロッケ。でも、ここは揚げたてはなかなか食べられない。和地山の肉屋さん、オオタヤミートのコロッケも一番安いのがおすすめ。揚げたてを食べたい時は、高丘のコロッケ屋さん、きみちゃんに出かけなさい。少し待つのは当たり前、注文を受けてから揚げてくれるんですから、、、。

　定食では、柴犬のお気に入り、西山の里味はいかがでしょう。コロッケ定食、カボチャコロッケ定食などがありますぜ、旦那。【柴】

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隔週刊メールマガジン　浜松ショッピング＆ダイニングガイド「浜州鳥」
発行日：　2001.04.29 発行　第１０６号